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さらに巡礼
- 2018/11/02(金) 21:03:46
今年最後(多分)の巡礼は堺。
今年は大阪教区再宣教150周年という記念の年。
禁教令が解かれて再びカトリックの宣教が始まってから150年ということ。
教区内のいくつかの教会が巡礼指定教会となっていて、
私たちの共同体では、その中のどこかに行きましょう!ということになった。
私たちのグループは堺教会を選んだ。
まず堺というのは、こんなときでも無ければ行く機会が無い。
少なくとも私たちのグループでは誰も行ったことが無かった。
加えて堺といえば「千利休」である。
利休の弟子には、高山右近や
蒲生氏郷といった切支丹大名がおり、細川ガラシアの夫である忠興も居る。
茶道の作法はカトリックのミサから影響を受けたという説もあり、
決して私たちと無縁な人物ではない。
私自身が長年、裏千家の茶道を習っていたので、
いつか行ってみたい土地だった。
事前に調べたところ、堺の見所は実に多彩で、
堺出身の著名人には与謝野晶子もおり、
刃物、香、とろろこんぶなどの伝統産業もあり、
仁徳天皇陵をはじめとする古墳が多数点在している。
・・・というわけで、こんなコースを計画。
堺教会→市役所(展望ロビーから仁徳天皇陵が見える)→
利晶の社(利休と与謝野晶子について学べる)→利休屋敷跡
→ザビエル公園→堺伝統工芸館
堺教会は94年もの歴史があるそうで、
聖堂内は美しいモザイクで彩られ、一見の価値あり。
利晶の社では立礼(りゅうれい)の席で抹茶をいただき、
憧れの利休屋敷跡に立った。
残念ながら時間が押してしまったので、ザビエル公園は横を通るだけにして、
最後に伝統工芸館で堺の物産を眺めてきた。
ザビエルについては利晶の社でも紹介されている。
コースの中にあるザビエル公園というのは、ある豪商の屋敷跡だそうで、
その豪商がザビエルを手暑くもてなしたことから、この名前がついたそう。
他にも堺には古い商家や利休ゆかりの寺院など、
様々な見所があるようなので、いつか再訪したいと思う。
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