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特別な時

  • 2018/01/21(日) 21:57:54

一日黙想会では、翌日のミサで読む聖書を味わい、分かち合いをしている。
今回はマルコによる福音書1章15節~20節。
イエスの公生活最初のことば+四人の漁師を弟子にする箇所。

「時は満ち、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい。」

以前、聖書には「時」をあらわす言葉にふたつあると聞いたことがある。
ギリシャ語の「カイロス」と「クロノス」
クロノスは「年、月、時、分」と言った物理的な時間。
カイロスは運命的で特別な瞬間をあらわす。
「時は満ち」の時はカイロスに違いなく、少し前に流行った言葉で言えば
「今でしょ」と表現されるような「時」

四人の漁師は「今、この時」イエスに呼ばれた。
「今、呼ばれた。今、応えよう。」と、仕事や家族を捨ててイエスの弟子となる。
「今」躊躇してしまったら、恐らく「次」は来ない。
チャンスに乗るためには「運を天に任せ」て、飛び込まなければならない。

「神様は決して悪いようにはなさらないから」
・・・と自分に言い聞かせて、呼びかけに応えたあの「時」を、
ふと思い出した。

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