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福島で献茶式

  • 2016/03/13(日) 17:08:04

今日という日まで被災地のボランティアに行く機会が無かった。
このたび日帰りの企画があり、
大先輩のお姉さん二人に同行させて頂いた。
内容は追悼の献茶式に参加するというもの。

一日とは言え、参加するためにはボランティア保険の加入が必要らしいので、
初めて社会福祉協議会に行って保険に加入し、
大阪から福島まで新幹線を乗り継いで出かけて行った。
(ここまででも大冒険だったりする)

福島からはバスで松木町教会へ。
そこからマイクロバスで仮設住宅の集会所へ。
プレハブの集会所には立派な茶道具が並べられ、
大変厳かな雰囲気。

仮設の茶室

この仮説にいらした方々と、ここにいらっしゃる途中で亡くなった方、
そして全ての震災の犠牲者の方々のために献茶が行われ、
14:46に皆で黙祷を捧げた。

ここではたびたび茶会を開いているという。
発案者は茶道の教授をされている信者さんで、
お茶を通して関わりを深めてこられたらしい。
最後に皆で一杯ずつのお抹茶を頂いた。
お点前を見ていたら、つい茶人の血が騒いでしまったので、
水屋に潜り込んで私も何杯か点てさせて頂いた。

翌日は駅の近くを少し散歩してから大阪へ戻った。
阿武隈川は広くて流れが速くて力強い。
そして空が近く感じられて気持ち良かった。
ある被災者の方の手記にこんな一節があった。

「福島の美しい自然を見に来て欲しい」

帰りに駅で購入した「ふくしまの水」は美味だった。

この記事に対するコメント

松木町教会

福島に来ていただいて嬉しかったです。松木町教会は別件で通っていた場所でもあったので親近感が湧きます。夜になるとマリア様がライトに照らされ安心して通行しておりました。
私はその近くのアパートに住んでいましたが震災で半壊認定となり、今は更地です。

縁があるようで、とても嬉しかったです。

  • 投稿者: なるみこなるみ
  • 2016/03/24(木) 12:45:12
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Re: なるみこなるみ さま

コメントありがとうございました。松木町教会のあたりは学校や住宅に囲まれていて落ち着いた感じでしたね。教会の昔ながらの佇まいも素敵でした。

  • 投稿者: Sr.ぱうろ
  • 2016/03/25(金) 20:33:16
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