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今年のタラントン
- 2016/01/16(土) 20:57:58
毎年、授業の中で「タラントンのたとえ」を話して、
生徒たちが頂いているタレントを分かち合う作業をしている。
その作業は大学に行っていた時に知ったもので、
自分が面白かったので授業に利用しているのだ。
まず自分が出来ることを10個から15個くらいリストアップする。
それから他の人とリストを交換して、
相手の「出来ることリスト」の中から
「これいいなあ。私にその力を貸して欲しいなあ」ということをリストアップする。
そうすると自分に出来て相手に出来ないこと。
相手に出来て自分には出来ないことが分かる。
お互いに相手の優れている部分を発見出来るし、
意外な特技を見つけると楽しいものだ。
私と「出来ること交換」をした生徒が
「大人と子供で出来ることが違うんですね…」と鋭い感想を伝えてきた。
本当に・・・。
今出来ても将来出来なくなることはあるし、
今は出来なくても将来出来るようになることもある。
中学生の頃の私は体が柔らかかったのでY字バランスが出来たし、
演劇をやっていたので腹筋が得意だった。
今はどちらも出来ないが、当時は出来なかった車の運転や宗教の授業が出来る。
いつかこんな言葉を聴いたことを思い出した。
「頂いた能力を自分だけのために使うのは罪です」
出来ることを出来るうちに誰かのために役立てられたら、
頂いた能力はさらに価値を増すことだろう。
小さなことでも誰かを幸せにすることがあるから、
私の生徒たちには「今、私に出来ること」を大切にして欲しい。
- 学校
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この記事に対するコメント
良い授業をされていると思います。
家庭のなかでもこういうことが出来るので、参考になります。
ありがとうございます。
Re: K.Yさま
コメントありがとうございました。
一週間にたった一時間しか無い授業なので毎回悩みながら準備していますが、少しでも生徒たちの人生に役立つよう願っています。
聖パウロの回心の祝日をお祝いいたします。
Re: Ioannes evangelista さま
ありがとうございます