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東北巡礼記5
- 2014/10/30(木) 17:20:06
最後の巡礼地は仙台の広瀬川
二月の寒空の下、
カルワリオ神父ほか8名が水牢に入れられて亡くなった。
人々の罵声の中、
次第に水は凍りついていった。
その間も信徒たちは祈り、
神父は彼らを励まし続け、
ついには天に帰って行ったという。
広瀬川の岸辺に建てられた殉教者の像。
カルワリオ師は天を仰いでいる。
山形教会の磔刑像も天を仰いでいた。
大籠の資料館では
「殉教者たちは天国の切符を手に入れて、
喜びのうちに亡くなったのです」という説明があった。
熱く燃える信仰を保ち続けた殉教者たち。
彼らを供養し続けた心優しい人々、
敬意を払って殉教を見守った人々。
寒い北の大地にあって、人々の心は温もりに満ちていた。
Sr.ぱうろ
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