いい日旅立ち

  • 2012/02/16(木) 21:46:00

今日は百合学院高等学校の卒業式。
彼女たちが一年生のとき私は宗教を教えた。
教員免許取得後、たった一年の教員生活。
彼女たちは私にとって最初で最後(かもしれない)の教え子。

宗教は週に一時間しかないけれど、
授業のたびにコメントを書かせたから、
一人一人の個性をかなり把握している。
今でも70人のうちの2/3くらいの名前を覚えている。
授業中は居眠りや内職の方に集中していたような子も、
今日は大人の顔で背筋を伸ばしていた。
皆、今日はとてもキレイだった。

卒業式も大詰め。
卒業生たちの感謝の歌がアナウンスされた時のこと。
「ちょっと待って下さい!」
突然、卒業生の一人が涙声で叫んだ。
そしてクラス毎に立ち上がり、
三年間でお世話になった担任の先生や、
特に関わりの深かった先生方に、
口々に感謝の言葉を述べ始めたのだ。
「あの時はごめんなさい」
「先生大好き!」
「私も先生のような良いお嫁さんになります!」など…。

やるなあ…。

いつ打ち合わせたのだろう。
ある生徒は晴れやかに、ある生徒は涙涙で…。
ここまで何とかこらえていた私の涙腺は、
このサプライズですっかり決壊してしまった。

たった一年、週一回だけだったけど、
あなたたちの先生が出来て幸せだった。
いつかひとまわりもふたまわりも大きくなって、
母校を訪ねて来て欲しい。
十年後、二十年後、今日巣立った生徒たちは、
どんな姿に成長しているのだろう。

はるか昔、私自身の卒業式を思う。
我が母校の学園長は巣立つ生徒たちに必ずこう語りかけた。
「いつでも帰っていらっしゃい。」
教育の成果は十年後、二十年後になって実を結ぶこともある。
我が母校の宗教教育は私の中で15年後に結実し、
当時の先生方は私の教員生活の目標だった。

Sr.ぱうろ

この記事に対するコメント

本当にお世話になりました

実は3月末まで
勉強しに通いますので
(大学でクラスわけテストがあるので)

まだ卒業させた感覚のない私です

ですから

もう少し、お世話になります。

  • 投稿者: パンダぷりん
  • 2012/02/21(火) 00:26:58
  • [編集]

Re: パンダぷりん様

卒業おめでとうございます。

卒業式の後、
教頭先生にお会いしたので、
「三年生を送りだしたらホッとされたでしょう?」
とお聞きしたら
「淋しいわ」
と言われました。

本当にお名残り惜しいです。
でも皆、いつかは巣立って行くんですよね。
これからの御活躍を期待しています。

時々、修道院の窓から三年生の教室を見て、
「あ、誰か来てる」と眺めています。
あとわずかの時間ですが、
百合の空気を満喫して行って下さい。

  • 投稿者: Sr.ぱうろ
  • 2012/02/21(火) 17:33:26
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