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夏の思い出

  • 2011/09/17(土) 17:13:05

シスターたちの研修会に行ったら、
修道会にレポートを提出しなければならない。
盛りだくさんな研修内容を思い出しながら、
つい笑ってしまうのは、
私たちのグループ6人でやった寸劇。
それは一人のシスターの召命物語をヒントに
皆で作った創作ドラマ。

ここに一人のイケイケで派手派手な女性が居る。
毎日が空しくて酔いつぶれていると、
夢枕にマリア様が立つ。
「そんなところに居ないで教会に行きなさい」

早速教会に行くと二人のシスターが祈っていた。
「私もそんなふうにお祈りしてみたいのですが」
「じゃあ、修道院に来てみますか?」
「えっ!?でも私、化粧濃いし超ミニだし、超ゴージャスなんですけど」
「大丈夫、皆待ってますよ」

こうして、優しいのか強引なのか分からないシスターたちに連れられて、
修道院にやって来た主人公。
一緒に食卓につくと、
しっかり者の院長シスターや、
認知症の始まりつつある老シスター、
酒好きの外人シスターを中心に話の花が咲く。
ミサの説教の話。
食卓の花の話。
ごく当たり前の日常に神を賛美し、
他愛のないことに笑うシスターたち。

主人公はくだらない…と思う反面で思う。
「私、もう随分長いこと笑ってないな。
シスターたちはキレイな服も高価な宝石も持っていないのに、
どうしてあんなに楽しそうなんだろう


「私にもこんな生活ができるでしょうか」

「大丈夫よ。神様のお導きがあれば」
院長シスターが力強く受け合う。
「私にだってなれましたから」
外人シスターも相槌を打つ。

シスターたちの歌う中、
ベールを被った主人公が院長に連れられてやってくる。
院長が客席に向かって言う。
「新しい姉妹を紹介します。」
主人公が天を仰ぐ。
「神様、私、宝物を見つけました。
宝物はここ(自分の胸を指す)にあったんですね」

こうして物語は幕を閉じるのだが、
「シスターたちはどうしてあんなに楽しそうなんだろう」
というセリフが心に残っている。
まだ洗礼も受けていない頃、
ある観想修道院のシスターたちを見た時に、
私も同じことを思っていた。
その時は、まさか自分が将来シスターになるとは夢にも思わなかったが、
あれは最高の宣教だったと思う。
「シスターたちは楽しそう。
キレイな服も高価な宝石もないし、恋人だって居ないのに」
(ん?恋人はイエス様?)

Sr.ぱうろ

この記事に対するコメント

シスターの皆様、はじめまして。素敵なブログ、楽しく読んでいます。
>「シスターたちはどうしてあんなに楽しそうなんだろう」
最近、Toni Greavesという写真家が、若いシスターの日常を追った写真をある雑誌でみました。
↓でも見れます。
http://www.tonigreaves.com
(上記ページ内の上の、projectsをクリックして、さらに「Radical Love」という箇所を
クリックすると見れます)
本当に楽しそうなのです!!イエスさまは、すごいなと思います。

皆様、どうぞ良い週末をお過ごしください。

  • 投稿者: おはぎ
  • 2011/09/23(金) 20:59:40
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Re: タイトルなし

おはぎ様
はじめまして。
コメントありがとうございました。
ご紹介いただいたサイト見てみました。
外国の観想修道会のようですね。
クラシックな建物も素敵です。
服装からするとドミニコ会でしょうか。
私たちも皆で饅頭や特別な日の料理作りをしている時は、
あんな顔をしていると思います。

  • 投稿者: Sr.ぱうろ
  • 2011/09/24(土) 14:19:37
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