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幼子イエスのために・・・
- 2010/12/17(金) 17:54:28
以前、幼稚園で働いていたシスターと雑談していたとき、
とても心に響く言葉があった。
そのシスターは園児たちにこんなことを言ったことがあるという。
「クリスマスはイエス様のお誕生日よ。
だからプレゼントはみんなが貰うのではなくて、
イエス様にあげなくちゃね。」
なるほど…!
そして反省。
思えば私は洗礼を受けるずっと前の幼稚園時代から、
クリスマスはイエスの誕生日だということを知っていた。
(注:厳密にはその日はイエスの誕生日とは言えない。
誕生日の記録は無いし、その日に祝うのには別の理由がある。)
でも、イエス様にお祝いを贈らなければ…という発想は、
今の今まで無かったのである。
どうやってイエスにプレゼントを贈るのか。
イエスは悩み苦しむ人々の中に、
そして御聖体(キリストの体であるパン)を頂いた信者たち(自分も含む)の中にいらっしゃる。
すべての人々に愛を持って接することが、
幼子イエスへのプレゼントとなるだろう。
淋しい人に寄り添う。
悩める人、苦しむ人の話を聴く。
貧しい人、困難な状態にある人のための募金に協力する。
病気の人を見舞う。
困っている人を手伝う。
誰かのために心から祈る。
周囲の人々に思いやりを持って接する。
明るい笑顔で関わる。
お金をかけて高価なプレゼントをすることよりも、
どれだけの時間、労力、心を使うかが重要だ。
遠い国からイエスの誕生を祝いにやって来た博士たちは、
黄金、乳香、没薬という高価なプレゼントを持ってきたが、
お金以上にそうとうな時間と労力を使い、
想いをこめたに違いない。
その愛の深さこそが尊いと思う。
Sr.ぱうろ
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