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等身大馬小屋
- 2009/12/10(木) 08:52:31
こちらは、我が百合学院の馬小屋。
東側の門の内側に毎年据えられる。
この馬小屋、なにしろ大きい。
ほぼ等身大と思われる聖家族が入っていて、
なかなかの迫力。
思わず門の外から覗いてしまう。
さらに夜になればネオンも輝いてひときわ目を引く。
修道院、園田教会、聖トマス大学…
と馬小屋が飾られる場所が居並ぶ近隣にあって、
この馬小屋は圧巻…。
今年は映画「マリア」の影響で、
クリスマスの物語を考える時間が特に増えた。
大抵、教会や学校の聖劇では、
羊飼いや三人の博士たちが幼子イエスを礼拝に来たところで終わる。
でも映画ではエジプトに逃亡するところまでが描かれていた。
救い主の誕生を恐れたヘロデ王は、
ベツレヘムの幼子をすべて殺すように命じる。
しかし天使のお告げによって聖家族は無事エジプトに避難する。
せっかく生まれてきたイエスが殺されそうになって怖かったとか、
無事に逃げられて安心したとか、
他の赤ちゃんたちも助けて欲しかったとか、
生徒たちは色々な感想を書いてくれた。
そうそう、何かを感じてくれることが大切。
確かに殺されてしまった他の子供たちのことを考えるとやりきれない思いがする。
しかし、この場面はヨゼフという人の機知と行動力が描かれる貴重な場面でもある。
ヨゼフに現れる天使はいつも夢の中。
ヨゼフは、毎回すぐに起きてお告げに従う。
「もう少し寝ていたーい」
なんてぼやいたりせず素早く行動する。
ある生徒がこう書いてくれた。
「ヨゼフ様が居たからマリア様もがんばってイエス様を産めたんだと思います。」
Sr.ぱうろ
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この記事に対するコメント
もうすぐクリスマス
百合学院の馬小屋、迫力ありますね。
高2の娘は、昨年初めて百合学院でのクリスマスを迎えました。
「学校の馬小屋、本物の人が入れそう」と言っていましたが、
私も見てびっくりでした。
その百合学院は今週の土曜日、一足早いクリスマスを祝います。
聖劇のテーマは、パウロの回心。思わずシスターぱうろに思いを馳せました
。
Re: テレジアさま
百合学院のクリスマス、私も見に行く予定です。
「パウロの回心」も聖歌隊の活躍も楽しみにしています。
先日の百合の会のクリスマス会で、校長先生が「マリア」を見せて下さいました。
イエス様をご出産されたマリア様は、産まれたばかりのイエス様を一目見ようと集まって来た人が、イエス様に触れたいと思い手を伸ばしましたが、少し躊躇をしてその手を引いた事にお気づきになりました。
「どうぞ。みんなの子です」
と、いう言葉をかけてあげるシーンがありました。
私は、このシーンが一番印象に残りました。
よく知らない人に、産まれたばかりの子供を触らせてあげるなんて出来ません。
「マリア、貴女は選ばれた人です。」
この様な事が出来る女性だから選ばれたのだと、改めて感心をしました。
また見る機会があれば、もっと注意深く台詞を聞いて、
マリア様だけではなくヨゼフ様の事も理解を深めていきたいと思います。
Re: hiroさま
hiroさま、ようこそ。
生徒の中にもこの時のマリア様の言葉が印象に残ったという感想がありました。
このシーンの前に、その羊飼いに火にあたらせてもらうシーンがありましたよね。
そのときの会話からマリア様は羊飼いの寂しさを知ったんだと思います。
貧しい人、孤独な人に我が子を近づけるマリア様の姿に、未来のイエス様がかぶって見えました。