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もう一息
- 2009/01/23(金) 11:14:43
病院で待っていたら松葉杖を返却に来た患者さんが三人も居た。
わたしより先輩な皆さん。
昨日までは両脇で体を支えていた松葉杖が、今日は二本揃えて腕に抱えられている。
両足をしっかり地につけて歩く様子が、なんだかまぶしい。
「うらやましい」と「おめでとう」の入り混じった気分になる。
でも、今日は私にも良いことがあった。
「明日、ギプスをはずしましょう」
そう言ってもらえたから。
ギプスがはずれても、すぐに普通の歩行が出来るわけではないだろうけれど、これで左足も地面におろせるのだ。
思わず顔を輝やかせた私を見て、年配の看護師さんが
「よかったわね」と言って下さった。
あともう少しの辛抱。
帰りに雨上がりのフェンスに輝く水滴を見た。
雨は冷たいけれど、上がるとこんなにきれいな景色が見える。
私自身の雨上がりも近い。
Sr.ぱうろ
- 祈
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この記事に対するコメント
もう一息おめでとうございます[e:257]
本当にあと一息になりましたね。後はリハビリもあるのでしょうか。
自分が窮地にたってるときは自分の中と足元しか見えてないんですね。脱したところでフト空を見上げると、暗闇から光をみたように眩しいんです
私の中ではいつもドンヨリ曇り空だったのが、空を見上げて世界は美しいなぁと感動したことあります。
シスターからのお返事頂けてすごく嬉しいです。シスターは温かくて楽しくて親しみやすいです。
実は若い頃ある会のシスター候補のときがありました。シスター方がレクリエーションで弾けるときにど肝をぬかれました。
Re: おかげさまで
ルカ智子さま
おかげさまで、今日はギプス無しで帰ってきました。
でも怪我した足は歩くのに不慣れなので、却って一本足歩行よりも歩みが遅くなりました。
ギプスとはお別れしたけれど、松葉杖とのお付き合いはもうしばらく続きそうです。
シスターたちの「弾け」は確かに底抜けですね。
我が家の食卓は箸が転げても大笑いです。