生かされた者の使命

  • 2008/11/06(木) 09:39:00

引き続き死者の月関連のお話。
身近な故人を思うにつけ、生きている者の使命について考える今日この頃。
小さなことに落ち込んだり不安になったりしては、空のかなたに逃避したくなる私だが、生きていればどこに居たって辛いことはある。
どこも苦地蔵の記事をご参照ください)
一方で生きたくても生きられなかった方もたくさんいらっしゃる。

先日、忘れられない漫画「語り継がれる戦争の記憶」全3巻を入手した。
第3巻には原爆で片足を失った女性が、広島の悲劇を伝える語り部となる話が収録されている。
今まで知らなくて申し訳なかったのだが、被爆した方々は放射能を浴びたために、いわれのない差別をも受けてきたそうだ。
それで主人公の女性は、長年被爆者であることを隠していた。
けれども米軍が撮影した被爆当時の彼女の写真が発見されたことから、被爆体験者としての証言を頼まれる。
はじめは躊躇していた彼女の心を変えたのは、原爆で子供を失ったひとりの母親の言葉だった。

「あの時、私はどうしてやることも出来ず、子供が死んでゆくのを見守るしかありませんでした。
無念のうちに死んでいった人たちの思いを伝えることが、生かされた者の使命だと思います。」

私は災害や戦争に巻き込まれたことはないけれど、今ここに生かされていることには意味があると思う。
私には癌にかかり、幼い子供たちを残して召されていった友人が居る。
家族にとって大切な存在だった彼女は召されてしまい、私は健康に生きている。
人間には理解しかねる神さまのご計画。
日々のプチストレスも、苦手なことにチャレンジする不安も、数々の嘆きも、まだまだやってくるだろうけれど、生かされている限りは受けて立つしかあるまい。
本当に必要なときには、そばにいらっしゃるイエスがきっと助けて下さるから。

そんな私が生涯の終りに聴きたい曲の一節。

かなしみ知らない人はいない。嘆き乗り越えて生きてゆくの。
(作詞・・・岩谷時子 作曲・・・ホルスト  歌・・・本田美奈子 『ジュピター』より)

Sr.ぱうろ

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