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お帰りなさい♪
- 2008/10/28(火) 09:35:20
昨日、黙想に出かけていた二人の高齢シスターが帰院した。
さっそく庭を散歩している一人の姿を見て、若い志願者が声を弾ませた。
「あっ、シスターH !おかえりなさーい♪」
その日の夕食は、何のお祝いかと思うほど賑やかで、
いつもはもの静かなおばあちゃんシスターも、
黙想の様子を楽しげに話す。
思えば二人の留守中は、
「今頃どうしているかしら・・・」という話題が多かった。
芸達者な姉妹に至っては、
留守の穴埋めをするべく二人の物まねをしたりして。
昨夜はついに本物が帰ってきたので、自然と食卓が盛り上った。
数分おきに同じコメントを聞かされても、
同じ思い出話を100万回繰り返されても、
皆、おばあちゃんシスターが好きなのだ。
こんな風に居られるのは、家族の人数が多い(10人)おかげかもしれない。
思い出話の最初のフレーズを聞けば
「おっ、これはあの話か・・・」と誰もが分かってしまう。
でも、それをイントロクイズみたいに楽しもうとする。
「さあ、次は何の思い出でしょうか?」なんて。
こんなふうに高齢者を中心に盛り上がれる共同体が、
とても温かいと思う。
どうぞ、お二人とも元気で長生き(すでに長生きだけど)してください。
Sr.ぱうろ
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