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おばあちゃんセラピー
- 2008/09/13(土) 14:18:54
明後日は敬老の日。
私は高齢のシスターが好きだ。
おばあちゃんシスターの周囲には、まったりと温かな空気が漂っている。
例えば、長いこと寝たきりのシスターKのお見舞いに行く。
ご機嫌の良い時は、天使のように無邪気でとろけるような笑顔を見せて下さる。
「シスターこんにちは。お加減いかがですか。」と声をかけると、
「あなた、Aさん?」
(Aさんという方は大先輩のシスターで、私とは体格も年齢も声もまるで違う。
共通点は丸顔でメガネをかけていることくらい。)
「ごめんなさい。Aさんじゃないです。」という私のことは、すっかり無視。
「私、Aさんにはとってもお世話になったの・・・。」と泣きそうな顔で想い出に浸るシスターK。
でも、そこには計算も我欲も無くて、何だかほっとしてしまう。
イエス様の言われる「幼子のよう・・・」ってこんな感じかな。
365日介護をしているシスターの労苦を考えると、
癒されてばかりもいられないのだが、あの笑顔は本当にすてき。
そして、同じ修道院に住んでいる元気な90代、シスターHは、
食堂のテーブルに目新しい植物を飾ると一日中同じ言葉で喜んで下さる。
昨日、風船かずらを飾ったら、食事のたびに
「見て、このようなもの。かわいいわねえ。」を繰り返された。
そして目を見開いて眺めたり、手を伸ばして触ったりされる。
この姿見たさに、シスターの真ん前に花を飾ってしまう私。
おばあちゃんはおもちゃじゃありませんよ!
Sr.ぱうろ
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