クオ・ヴァディス  Sr.ぱうろ

  • 2007/08/12(日) 09:46:11

 もう何年も前に原作(と言っても翻訳だけど)を読み、いたく感動した名作。ローマ帝国の繁栄と狂気の中で生きるキリスト教徒を描いた物語で、登場人物の心情は勿論、当時の生活習慣なども丁寧に描写され、すばらしく臨場感のある作品だった。
 先日、今さらながら映画のビデオを見た。原作もすごいけど映画もすごい!
 ヒロインを演じるデボラ・カーの凛とした美しさ。皇帝ネロのバカ殿ぶり! 原作と比べるとかなりのシーンや人物がカットされていたが、それにしても壮大な作品だ。エキストラの人数も大道具、小道具、セットの数も半端じゃない。
 中でも感動的なのは、殉教を目前にしたキリスト教徒たちが寄り添って天を仰ぎ、賛美の歌を歌うシーン。・・・これは本当に美しいシーンで涙、涙である。そして、その彼らを励ます為にローマへ戻ってきたペテロは、逆さ十字にかけられて殉教するのだ。私は聖書に出てくる弱くてどーしようもないペテロやパウロが大好きだが、この話では二人は、ひたすら立派なカリスマ指導者である。この映画を見てペテロのファンになる人も、多いのではないだろうか。確かにここに登場するペテロもいかにもペテロらしくて(多分)素敵だ。
 
 話し出したらキリが無いので、まだ観ていない(読んでいない)方は是非ご自身でご覧になってください。小説も映画もすごくお薦めです。

 映画について書かれたページ↓
http://www.tone-net.co.jp/cinemadvd/tdv065.htm
http://www.grass-shopper.com/FS-Shop/movies/B-ART-0088.html

この記事に対するコメント

この記事にコメントする

管理者にだけ表示を許可する