花のように

  • 2008/03/19(水) 09:16:56

聖週間なので、あまり花は飾らないものだが、
たまたま卒業シーズンに重なったため、
百合学院の卒業式で使われた花たちがやってきた。
これは食堂の花。
私の胸先三寸で、このように活けられている。

花

おそらく、この花の一輪、一輪は、
皆違う畑で育てられて、
自分で選ぶわけでもなくどこかの花屋に送られ、
適当に選ばれて百合学院に運ばれ、
さらに我が家に連れてこられたことと思う。
最後は私の一存でこんな花瓶に入れられ、
御一緒する仲間も決められ、
並ぶ場所も指定されて食堂に来てしまった。

わたしたちも、この花にちょっとだけ似ている。
生まれ育った家も地域も違う姉妹たちが、
同じ修道会に集められ、
(ここには本人の意思もあるのだが)
自分で選ぶことなくどこかの共同体に派遣される。
誰とご一緒するかは神さま次第。
修道院の建物も色々なので、
それぞれの場所でうまく工夫しなければならない。

以前、ある先輩シスターから
「神の置かれた場所で咲きなさい」という詩を贈られたことがある。
仕方ないと諦めてではなく、
置かれたその場所を喜び、周囲の人たちを幸せにしなさい。
・・・とそんな内容だった。
まさにこの花たちは、この場所で精一杯咲いてくれている。
一輪の百合はこの花瓶の中で開花した。
毎日、高齢のシスターがこの子たちを見て
「きれいねえ。こんな花は見たことが無いわあ。」
などと言って喜んでくれる。

この花たちの生きざま(咲きざま?)には、
大いに見習いたいものだ。

Sr.ぱうろ

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