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待降節

  • 2021/11/28(日) 21:15:54

本日、待降節第一主日。
いよいよ今年もクリスマスが近づいてきた。
今年はクリスマスに向けて、
新たな作品にチャレンジ。

折り紙のクリスマスツリー。
なんと一枚の折り紙で星まで出来てしまう。

もみの木
(クリックすると拡大表示されます)

ガラシア病院のホスピスでは、
毎月お楽しみ食というものがあり、
季節の特別な献立に、その月らしい折り紙が添えられている。
折り紙はボランティアさんが自宅で丁寧に製作し、届けて下さる。
その折り紙、12月はクリスマスツリー。
今まで「いいなあ」と見るばかりだったが、
今年は自分でも作ってみた。
慣れていないのでいびつな部分もあるが、
手のひらサイズのクリスマスツリーはとにかく可愛い。
こんなのが食事に添えられてきたら
気持ちが明るくなるだろう。

とりあえず廊下の隅に置いてみた。
全ての人が幸せなクリスマスを迎えられるよう祈りをこめて。

慰霊祭

  • 2021/11/19(金) 20:50:27

昨日、ガラシア病院のチャペルで合同慰霊祭が行われた。
この一年間にガラシア会の
病院、老人保健施設、在宅サービスを利用されていて帰天された方々と、
職員の家族で帰天された方々を追悼するためのもの。
本来は広いホールにご遺族をお招きして行っていたが、
昨年と今年はコロナウィルスの影響で、
ご遺族はお招きせず、職員も各部署の責任者と役割のある者だけの参加。
ご遺族には後日、動画を配信して視聴していただくこととなった。

その慰霊祭で、神父様のメッセージの中に、
「カトリックでは死は終わりではなく、
私たちもいつか天国で先に亡くなった家族に会えるという希望がある。」
というような話があった。

本当の所は実際に死んでみないと分らないが、
全く何もかもが無くなるということはないように思う。
仲良しのご夫婦は死後も仲良く一緒にお散歩してそうな気がするし、
生前、私を心にかけてくれた大先輩のシスターは、
今も天国で私のために祈ってくれていると思うのだ。

洗礼の時、神父様に
「あなたはパウリーナ(私の洗礼名)、聖パウロは天国の保護者です」と
言われたとき、死ぬときは聖パウロが迎えに来てくれるんだ・・・と確信した。
全く根拠の無い直感なのだが、
私たちは既に亡くなった方や会ったことの無い先人たちとも
魂の世界でつながっているに違いない。

風薫る秋

  • 2021/11/03(水) 14:51:36

このところ大阪は秋晴れの日が続いている。
今日も眩しいほどの青空で暑いくらい。
そしてときおり気持ちの良い風が吹いてくる。
窓を開ければどこからともなく金木犀の香りが漂ってくる。

金木犀の香りはすごい。
我が家の敷地内に金木犀の木は無いから、
それなりの距離を越えて来るのだ。
姿は見えなくても香りで花が咲いたことがわかる。
香りに誘われて散歩してみると、
ガラシア病院のルルドの裏にあり、
他所のお宅にあり、
ドラッグストアの植え込みにもあった。

「好きな花は何?」と聞かれた場合、
金木犀は思い出さない。
花そのものはちまちまとしていてもうひとつ。
・・・が、遥か遠くまで風に乗って広がるあの香りは素晴らしいと思う。

最近、ネットで金木犀の花(の香り)を楽しむお茶や香水の作り方を発見した。
香水・・・は使えないが、薄めてルームスプレーにしたら楽しそうだ。

そんなことを考えられる今の状況はとても恵まれている。
自分の足で散歩に行かれて、花の香りも感知できる。
つまり平和で健康なのだ。
感謝とともにしっかり味わっておかなければ。