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千提寺巡礼

  • 2018/10/23(火) 20:28:45

このところ巡礼づいている。
昨年の秋に高山右近ゆかりの地である小豆島に行き、
今年の春は創立者生誕の地である長崎に行った。
そしてこの秋は千提寺(せんだいじ)と堺である。

まずは千提寺。
ここは我が家から車で20~30分の近場。
大阪府茨木市にある。
山深い地形で、交通の便は決して良くないが、
かつて高山右近の領地であった縁から切支丹が多く、
代々遺物を守ってきたお宅が何軒かあるらしい。

歴史の教科書にはつきものの「フランシスコザビエル像」
あの絵は、ここ千提寺の民家でひっそりと守られていたという。
他にも珍しい天使の絵や、両腕が外れるように細工された磔刑像など、
貴重な遺物がたくさん発見された。
秘密を守るために遺物の存在は代々その家の当主しか知らなかったそう。

辺鄙な場所が幸いしたのか、
禁教の時代になってもしばらくは切支丹仕様の墓標や墓が作られていたそうで、
最初に発見されたキリシタン墓標も山の上に何気なく存在していたらしい。
茨木市立キリシタン遺物史料館では、
発見にまつわるエピソードなどがよくわかるDVDも観ることが出来る。
遺物を守って来られたお宅の一軒で、ご夫婦から興味深いお話も伺った。
地元の切支丹のことを伝えるためにと
奥様が作られた絵本「ザビエルさんのたから」はとても美しい。

ご近所にこんな歴史ミステリーがあったことは・・・。

秋の大そうじ会

  • 2018/10/13(土) 16:02:14

三年前から恒例となった若手シスターズによる「納骨堂そうじ」
時期は今頃。
死者の月(11月)の前、さらには秋の黙想会の前が望ましい。
・・・ということで、10月の初めになった。
季節的にも暑からず寒からず、
湿度も控えめでちょうどよい。

昨年からは「祈りの家」(黙想会などで使う建物。)のそうじが加わった。
ありがたいことに若手シスターが年々増えるので、
そうじの場所も増やさないと手が余る。(うれしい悲鳴)

今年は納骨堂四人と台所四人に分かれて大掃除。
納骨堂は棚も一つ一つ拭き掃除をし、
台所は足元のマットも洗って干し、
気持良い達成感を味わった。

台所そうじ

納骨堂そうじ