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天国へ・・・
- 2017/08/22(火) 16:38:37
先週末、園田修道院のシスターがひとり天国へ行った。
どうも病状が芳しくないらしい・・・。
病者の塗油を受けたらしい・・・と聞いている間に逝ってしまった。
翌日は休日。
お葬式の日、私はたまたま休みを取っていた。
そんなこんなで、毎日箕面と園田を往復することに。
亡くなったシスターは私に会いたかったのだろうか。
そのシスターが最後まで修道会の召命のため、
百合学院のために祈っていたと聞いて泣きそうになった。
私が今ここに居るのも、シスターの祈りの賜物だったに違いない。
「もっと違う人生があったのではないか」
「今度生まれてくるときはシスター以外の人生を生きてみたい」
と思うことはたびたびある。
にもかかわらず、
私は入会から今日まで一度も「辞めたい」「帰りたい」と思ったことが無い。
「シスターじゃなかったら、こんな仕事は絶対しないのに」と思ったりしても、
自分がヨゼフ会のシスターであることが
「神の望み」だという確信は揺らいだことが無いのだ。
亡くなったシスターは「おことばどおりになりますように」
という言葉を大切にしていたという。
受胎のお告げを受けた時の聖母の言葉。
「あり得ない」「不都合な」状況にあっても
神の望みを受け入れようとする覚悟と勇気の言葉。
私が修道生活を考え始めた時にも、この言葉が降りてきた。
「おことばどおりになりますように」
私たちは知らないところで祈られ、支えられて生きている。
(棺を囲んでサルヴェ・レジーナを歌う/園田教会にて)
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