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人生は摩訶不思議
- 2017/06/25(日) 19:47:42
今も映画「ローマ法王になる日まで」の余韻が鮮烈にある。
ホルヘ・ベルゴリオ神父は、若くしてイエズス会の管区長になり、
軍事政権下で数々の困難に直面する。
(当局による弾圧のシーンは、かなり辛かった)
そして軍事政権崩壊後、映画の中のセリフを借りて言えば
「もうオジサン」になってからドイツに留学。
帰国後は田舎に送られ、
静かに暮らしていたところを今度は補佐司教に任命される。
まさに波乱の人生。
コンクラーベ前日、その生涯を振り返る・・・という設定で、
このドラマは始まっていたのだが、
「神は待っていてくださった」というセリフが印象的だった。
「神は待っていてくださった」教皇になる日を。
様々な経験を積んできたのは、この日を迎えるためだったのか・・・。
その経験の中に「自ら望んだ」ことは、どれだけあっただろう。
若い日の「日本で宣教したい」という願いは却下され、
母国で働くことになるが、それは大変な試練の連続。
私はときどき「神様は私を何者にしたいのだろう」と思うことがある。
誰の生涯にも「叶わなかった夢」や「予想外の試練」の経験があるのではないだろうか。
神の計画は最後の最後まで分からないものだろうな・・・と、
映画を通じて考えたのであった。
- 祈
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