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お嫁さん候補
- 2016/08/29(月) 20:04:01
このところイエス(花婿)とシスター(花嫁)の記事が続いているが、
このたび我が家に新しいお嫁さん候補がやってきた。
修道院に入ると、まず志願者として半年から一年半くらいを過ごす。
そのスタートである「志願者受け入れ式」が昨日行われた。
30分くらいの簡単なもので、志願者の印である聖ヨゼフのメダイと、
黒いレースのベール(ミサの時に被る)を受ける。
そして志願院の共同体で未来のシスターとしての歩みが始まる。
ベトナム人の学生志願者がお祝いに生けた花
(シダがハート型に組んである。)
↓
志願期が終わるとシスターの服を貰う着衣式があり、
本格的な修練がはじまる。
二年間の修練をクリアすると初誓願を立て、ベールが白から黒に変わる。
さらに約6年の有期誓願期を経て終生誓願を立てた暁には、
イエスの結婚指輪を頂くのである。
個人差はあるものの平均9年の長い道のり。
・・・と言っても終生誓願がゴールなわけではない。
私たちの修練は生涯続く。
昨日、新たなスタートを切った姉妹が
「神の恵みと共同体の助けによって」修道生活を全うできますように。
十人十色
- 2016/08/14(日) 10:25:52
現在のマイブーム。
折り紙シスターと創立者の言葉。
この間、百合学院の生徒へのお土産として作った所、
素直な生徒たちはすぐに
「かわいいーっ♪」と歓声をあげてくれた。
その勢いで今も少しずつ製造しては、身近なところに飾っている。
折り紙だから色々な色で作れてしまう。
とても個性豊か。
実際のシスターたちは着ている物は皆同じだけど、
内面は個性豊か。
以前、太めのシスターを見た子どもが
「イエス様って、こんなぽちゃぽちゃしたのが好きなんかあ」
と言ったという話を書いた。
http://josephosaka.blog111.fc2.com/blog-entry-49.html
イエス様のストライクゾーンはやたらと広い。
失礼ながら「蓼食う虫も好き好き・・・」と思ってしまうこともある。
・・・ヒトのことは言えない。
そういう私も修道院に入った時、既にかなり年増だった。
もし私が(イエス様の)親戚のオバサンだったらきっと反対しただろう。
「もっと若くて素直なおじょうさんが居るんじゃないの?」なんて。
しかしご心配なく。
イエス様には若くて素直で美人なお嫁さんもたくさん居るのだ。
にもかかわらず年増のひねくれものを呼んだのは、
きっと私にしか出来ないことがあるから。
(・・・と思っておこう)
選択の基準は謎だけれど、イエス様の選びに間違いは無いハズ。
うちの主人は・・・
- 2016/08/07(日) 10:36:53
昨日面白い話を聞いた。
ある私服のシスターのこと。
私服だからシスターとは分からず、人に
「お宅のご主人はどんな方ですか?」と聞かれたのだそう。
シスターは澄まして
「とても無口な人なんです」と応えたのだとか。
さらに
「寛大な人で・・・」と付け加えたと。
なるほど・・・。
確かに無口で寛大。
年齢は現在2016歳で国籍は天の国。
こんな夫は他には居ない。
会の紹介
- 2016/08/02(火) 21:43:21
時折、修道会の紹介をする機会がある。
大抵は他の修道会のシスターたちと集まった時。
でも、このたびは百合学院の生徒4人に話すという機会を頂いた。
相手は中高生だから、まずは修道生活とは何かという話から始める。
シスターはどんな誓いを立てて、どんな毎日を過ごしているのか。
シスターになるためにはどんな勉強をするのか。
そしてクイズヨゼフ会にチャレンジ。
創立者は誰?
創立記念日はいつ?
初誓願式ではどんなものを受け取るのか。
(黒いベール、教会の祈り、十字架、会憲、会章)
説明するために誓願式の式次第を引っ張り出して復習したり、
ネットで検索をかけたりするので、自分自身にも勉強になる。
そして、いつも思うことだけど、生徒に語った言葉は自分に返ってくる。
自分自身がそのように生きていなければ説得力が無いし、
無責任でもあるからだ。
神の御旨を「良いもの」と信じて受け入れる「従順」
全ての人を偏りなく愛するための「貞潔」
富んでいたのに貧しくなられたイエスに倣う「清貧」
自分は本当にこの三つの誓願を生きているのか問い直される。
・・・とはいえ、会や修道生活についての説明は心が躍る。
私の話を聞いた生徒の中から
未来のシスターが生まれるといいなあ・・・。
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