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おかげさまで一年間
- 2015/02/28(土) 17:31:07
どうにかこうにか今年度の宗教の授業が終わった。
小学校の頃から知っている子も居れば、
中学から百合学院に来た子も居る。
宗教の時間が大好きな子が居る一方で、
いかにもつまらなそうな顔をする子も居る。
とにかくすごい温度差で、
こちらの気持ちも上がったり下がったり忙しかった。
最終日の昨日、用意したのはこの物語。
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何をやってもうまくいかない木の小人パンチネロは、
仲間の小人たちに駄目印シールばかり貼られている。
毎日しょんぼりなパンチネロの前に現れたのは、
駄目印も星印(立派なことをしたりキレイだったりするとつけられる)も無い女の子。
その子に教えられて創造主の所に行ったパンチネロは、
自分が彼の作品で、彼にどんなに大切に思われていたかを知る・・・という話。
三学期のテーマは、それぞれの違いを知り、思いやるだった。
・・・というのは、やっているうちに何となくそんなふうになったので、
初めから計画していたわけではない。
それぞれが出来ることや、幸せを感じることなどを出し合ったら、
皆色々違うんだね・・・ということが実感として出てきたのだった。
だからこそ、皆が協力したらすごいことが出来るぞ!
という話になり、人それぞれ頂いているものは違うけれど、
皆、神様の作品で、神様に失敗は無いんだよ、
みんなたった一人のかけがけのない存在なんだよ・・・という話になり、
「ここに居る皆は、一年間一緒に勉強しなさいね・・・って、
神様が集めて下さった大切な仲間なんだよ」と、締めることが出来た。
神に感謝(T▽T)
Sr.ぱうろ
- 学校
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春近し・・・
- 2015/02/26(木) 20:55:19
お墓参り
- 2015/02/17(火) 20:30:47
もうすぐ創立者の帰天日(2月23日)なので、お墓参りに行った。
去年はじめて知ったのだが、本部修道院では毎年この時期にお墓参りに行く。
箕面から車で約1時間の甲山(かぶとやま)。
そこには大阪教区の司祭方のお墓がずらっと並んでいる。
その中のひとつが創立者、田口枢機卿様のお墓。
形も大きさも他の司祭方のものと同じなので、
名前の文字をしっかり見て探す。
今回はもうすぐ初誓願を迎える修練者も加わり7人がかりで掃除をし、
花を飾ってお祈りをした。
(花は司祭方のお墓にもお供えする)
この近くには本会の姉妹も5人眠っている。
亡くなった姉妹の多くは箕面の山の納骨堂に入っているけれど
初期に亡くなった姉妹は甲山に埋葬された。
私は写真でしか知らない姉妹ばかりだけれど、
いつの日か天国の共同体でお目にかかれることだろう。
Sr.ぱうろ
- 祈
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からしだね
- 2015/02/08(日) 13:21:47
このところお葬式やら、風邪の流行やらが続き、少々お疲れモードである。
テレビや新聞も悲しいニュースの大行進。
しかし、ここで元気を出さないと「神の国」は作れない。
ただいまの授業のテーマは「みんなでつくろう神の国」
イエスは手を変え、品を変え、様々なたとえ話で「神の国」を語った。
数ある「神の国は○○にたとえられる」の中で、
今心に留っているのは「からしだね」。
どんな種よりも小さな「からしだね」は、
やがて鳥が巣を作るほどの木に成長する。
以前、あるシスターから「からしだね」のしおりを頂いた。
「からしだね」らしき植物(私は実物をよく知らない)のイラストが描いてあり、
本物の種がセロテープで貼り付けてある。
なるほど…。
確かに小さい。
並べて比べたわけではないが、
けし粒くらいと思われる小さな種だった。
「私たちのすることは大海の中の
たった一滴の水にすぎないかもしれません。
けれどもその一滴が集まって大海となるのです。」
と言ったのはマザーテレサ。
ほんの小さなことでいい。
近くに居る人を幸せな気持ちにする言葉や行動が、
やがて大きな平和へと成長する。
以前見つけた仏教の資料に「無財の七施」というものがあった。
お金が無くても出来る七つの布施。
たとえば優しい眼差しや優しい言葉。
そういったことも布施になるという。
「けし粒ほどの小さなことでいい」と思えば、
気負うことなく取り組めるというもの。
笑顔であいさつすることや、
乗り物で席を譲ること。
そんな小さな優しさが神の国の一部となってゆく。
Sr.ぱうろ
- 祈
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