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朝日は昇りて
- 2014/12/09(火) 17:28:40
今年も待降節がやってきた。
これからクリスマスに向かって、日照時間が短くなってゆく。
朝の祈りが始まるのは夜明け前で、ミサが終わると窓の向こうに朝日が見える。
朝日を見るたびに思い出す歌がある。
朝日はのぼりて世を照らせり。暗きに住む人、来たりあおげ。
高校時代、プロテスタント系の学校で歌った待降節の賛美歌。
その頃は知らなかったけれど12月25日は、古代ローマでは太陽神の祭りをする日だったという。
しかしキリスト教徒たちは、キリストこそ自分たちを照らす太陽だと、降誕を祝うようになった。
朝日を見ると思いだすもうひとつのことが、亡くなったあるシスターのこと。
彼女はお日さん(おしさんと発音する)が大好きで、暇さえあれば日向ぼっこ(しなたぼっこ)をしていた。
東京の下町出身で「ひ」を「し」と発音するのが面白く、皆が真似をして笑っていたおかげで忘れ難い。
そのシスターによれば「朝日(あさし)が昇る頃のお日さん(おしさん)が一番良い」のだとか。
時には朝日を浴びて、我らの太陽キリストの光を思い起こそう。
Sr.ぱうろ
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