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聖書
- 2014/05/25(日) 21:38:19
授業をするためには自分が勉強しなければならない。
大抵の場合、教材も作らなければならない。
その中で作ったり探したりしなくても確実にある教材が「聖書」だ。
その「聖書」について話すために、
聖書協会のホームページで勉強した。
その中で聖書協会発足のキッカケになったエピソードが心に響いた。
(詳しくはこちらから→)
18世紀、イギリスの田舎に住む9歳のメアリーは、
「自分の聖書が欲しい」と願ったのだが、
当時、聖書は高価で、貧しい彼女の家では手が届かないものだった。
それでも諦められないメアリーは6年間働いてお金をため、
40キロの道のりを歩いて聖書を買いに行ったのだそうだ。
その熱意に打たれた人々が、
一人でも多くの人が聖書を読めるようにしようと、
働き始めたのが聖書協会の始まりだという。
今、私の生徒たちは皆聖書を持っているし、
私も自分の聖書を何冊か持っている。
忘れもしない、初めての聖書は小学一年生の時に近くの教会で貰ったものだった。
表紙には平仮名で「しんやくせいしょ」と書いてあった。
何の苦労も無く、それがどういうものなのかも知らずに手にした聖書。
プロテスタント系の中学に入学して旧約つきの聖書を買ってもらい、
毎朝それを持って礼拝に行った。
日々、ぼんやりと聞いていた言葉のいくつかは、
苦悩の日に私を支えてくれた。
あまり読みやすい本では無いけれど、
多くの宝と物語が潜んでいる。
それが聖書なのだ。
Sr.ぱうろ
- 読書
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看護の日
- 2014/05/12(月) 16:04:22
本日は「看護の日」だそうで、ガラシア病院のイベントに行ってみた。
手洗い実習、ハンドマッサージ、介護の基礎、プチ健康診断などが体験出来る。
まずは特殊な薬を手に塗って手洗い。
その後、特殊な光を当てるとどのくらいきれいになっているかが分かる。
…全然駄目じゃないか…
一応石鹸をつけて洗っていたのに私の手は洗い残しだらけ。
今までの手洗いは単なる気休めだったということが判明した。
特に爪の周りや効き手の方に汚れが残っている。
これからは30秒かけて丁寧に洗い、
15秒かけてよく洗い流さなければ…。
その後、オレンジのオイルで手をマッサージして貰い、
体脂肪などを測って貰い、
介護(体の向きを変えたり、車いすに乗せたり)の基礎を習った。
高齢化の御時世、いずれ役に立つ日が来るだろう。
(本当は役に立つ日は来ない方が良いけれど)
会場には最新の介護用品も展示されており、
床ずれしにくいベッドや、
後片付けが簡単なポータブルトイレなどに思わず見入ってしまった。
私が要介護になる頃にはさらに進歩しているに違いない。
Sr.ぱうろ
志願期受け入れ式
- 2014/05/05(月) 10:26:22
今年も一人、志願者が誕生した。
ベトナムから来日して一年半日本語を勉強し、
このたび晴れて志願者に。
志願期に入る時には、共同体の姉妹が集まって
ささやかな式が行われ、
本会の志願者の印である聖ヨゼフのメダイと、
ミサの時に被る黒いベールが贈られる。
(過去の受け入れ式⇒http://josephosaka.blog111.fc2.com/blog-entry-526.html)
こんな時、式に与るシスターたちは、
大抵自分の時を思い出す。
初心に帰り、自分自身を顧みるためにも後輩が居ることはありがたい。
今回は当事者が式中に涙ぐんでいたそうで、
(私の席からは見えず…)
誰々も泣いていた、私もそうだった…と後で話題になった。
ちなみにこの先の歩みは大体こんな感じ。
(その時の状況によって年数は多少変化する)
志願期(1年)⇒修練期(2年)⇒有期誓願期(6年)⇒終生誓願
それぞれのスタート前には荘厳な式がある。
修練前には着衣式。
有期誓願期の前に初誓願式。
それらの式に与るたびに、
私たちは我が身を振り返り、後輩の行く末に恵みを願う。
共同体の姉妹がお祝いに作ったケーキ
↓
Sr.ぱうろ
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