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一週間、そして50年

  • 2014/03/30(日) 15:01:08

明日、金祝(修道生活50周年)を祝う二人のシスターのために、
共同体でささやかなパーティをした。
そこには先週初誓願を立てたばかりのシスターも同席。
彼女はこのたび、この共同体に派遣されたのでその歓迎会も兼ねている。
今は初誓願の恵みに輝いている彼女だが、
50年後にはこの大先輩方のように金祝の喜びに輝いていて欲しい。
そしてその隣には、次の時代を担う初誓願者も居て欲しい。
その頃、私はもう天国だろうけれど…。
(生きていても目も耳も衰えていて分からないだろうけれど)

金祝の宴

ちなみにこちらは今回の金祝記念のご絵。
この絵を選んだシスターによると、
もとはある御夫婦が聖地に巡礼した時に
いつの間にかフィルムに写っていた写真なのだそうだ。
撮った覚えが無いので、もう一度同じ所を巡礼してみたが、
このような絵も像も無かったという。
そしてこの絵の前で祈った何人かが、
イエスの声を聴いたらしい。
声は、この絵はガラス等の中に入れず、
そのままの状態で語りかけるよう望んだそうだ。
実は私も同じ絵を持っていたのだが、
そんな話があるとは知らず額縁に入れてガラス越しに眺めていた。

金祝記念御絵

確かに、イエス御自身はガラス越しではなく、
間近で語りかけることを望まれるだろう。
今回の御絵はむき出しのままお祈りの本に挟もうと思う。

Sr.ぱうろ

感謝のうちに

  • 2014/03/24(月) 10:57:30

この数週間、みんなで走り回り、
思い悩みながら準備した誓願式が無事に終了した。
我が家の小さな聖堂にはぎっしりとお客さまが並び、
多くの方々の祈りの中で二人の修練者が初誓願宣立の恵みを頂いた。

誓願式

遠くベトナムからも二人のご両親がいらっしゃり、
お母様の祈りに何人もの人が泣いた。
(実は私は司会を担当していたのに涙が出て困った。)

練習の成果でふたりとも立派に式を終え、
晴れ晴れとした表情で祝賀会に臨み、
祝賀会
夜は共同体と御両親の見守る中で、
聖母マリアに祈りを捧げた。

マリアへの祈り
初誓願を宣立した夜は赤い花冠を聖母に捧げる儀式がある。
10分くらいの簡単なものだけれど、
夜の静けさと共同体の家庭的な雰囲気、
マリア像と花冠の美しさがとても良いと思う。

ふたりの妹たちの歩みに溢れるほどの祝福を願いつつ…。

神に感謝。

Sr.ぱうろ

準備中

  • 2014/03/16(日) 14:13:11

二人の修練者の初誓願式まで一週間。
去年は誓願式の主役(の一人)だった私も今年は裏方。
香部屋や聖堂の準備を手伝っている。
カリスや祭服の数を確認したり、祭壇布にアイロンをかけたり、パイプ椅子を運んだり…。
裏方の仕事はあっと驚くほど豊富にある。
そんなこんなで毎日がスリル満点。

…どうか良い式になりますように…。

折り紙シスターズ

Sr.ぱうろ

花は咲く

  • 2014/03/11(火) 09:32:38

今日で東日本大震災からまる三年。
犠牲になった方々の安息と被災地の復興、
そして被災された方お一人お一人の
心身の癒しと生活の安定を心からお祈り申し上げます。


最後の晩餐

  • 2014/03/10(月) 10:00:30

四旬節中は夕食後に十字架の道行か受難の黙想をする。
私は「最後の晩餐」から黙想を始めた。

以前、教会の中高生会で「最後の晩餐」の話をする時、
こんな質問をしてみた。
「もし大切な友達と離れ離れになることになったら、何をする?」
高校生の一人が答えた。
「物を贈ります」

大切な人と別れなければならない時、
多くの人が贈り物をしようと考える。
自分のことを忘れないでいてくれるように、
また自分が居なくなっても困らないように。
それは何か特別な物かもしれないし、
心に響く言葉やサプライズかもしれない。

イエスが愛する弟子たちに贈ったのは
「私の血と肉」であり、
「互いに愛し合いなさい」という言葉であり、
彼らの足を洗うというサプライズだった。

その大きな愛の贈り物ゆえに
弟子たちはいつまでもイエスと共に歩み続けることが出来た。
私たちもまた、ミサの中でキリストの体を頂く。
そしてキリストと一つの体に結ばれ、
世界中の兄弟姉妹と結ばれて、今日も歩いてゆく。



Sr.ぱうろ

もうすぐ春ですね♪

  • 2014/03/04(火) 09:50:29

いよいよ明日は「灰の水曜日」
四旬節が始まる。
イエスさまの受難を想い、節制をし、復活を待ち望む聖なる40日間。
そして復活とともに春がやってくる。

ご復活が遅い年は春が来るのも遅いというけれど、
(今年は4月20日、かなり遅い)
気がつけば植え込みの中にスミレが咲いていた。

すみれ

ご復活に向けて、良い準備が出来ますように。

Sr.ぱうろ