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祝日
- 2014/01/25(土) 09:45:25
今日は「パウロの回心」の祝日。
私はこの日にお祝いをして貰う。
修道会によっては誕生日や洗礼の記念日など、
その人にとって特別な日にお祝いをするところもあるけれど、
我が家では「修道名」の聖人の記念日に祝う。
ときどき
「どうして6月29日じゃないの?」と聞かれる。
6月29日は「聖ペトロと聖パウロの祭日」で、
「聖パウロの回心の祝日」よりも教会の中では大きなお祝いだ。
ひとつには「パウロだけの日が良かった」から。
ペトロとパウロでは、やはり先輩のペトロの存在感が勝るような気がする。
それ以上に「回心の日」はパウロの原点だと思う。
たくさんの人が「パウロ⇒力強い・賢い」といったイメージを持っているけれど、
「隠しようのない情けなさ」もパウロの魅力だと思う。
パウロには「元迫害者」という後ろ暗い過去があり、
手紙の中には自分の弱点や泣き言まで記述されている。
名前の通り「小さい者」として、
失敗や挫折を繰り返しながら生きていたパウロ。
決してキレイな聖人では無い所に親近感を感じるのだ。
教育実習の時、生徒に紹介したパウロの言葉は、
中学生の心にも響いたらしい。
「わたしたちは知っているのです、苦難は忍耐を、
忍耐は練達を、練達は希望を生むということを。 」
(ローマの信徒への手紙5章3節~4節)
Sr.ぱうろ
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