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トメアス
- 2013/11/01(金) 03:42:58
トメアスという町を訪問することになった。
トメアスは私たちが居るカスタニャーウと同じくパラ州にある町。
同じ州と言ってもバスで五時間もかかる。
ここは戦前から日本人が多数入植していて、
一時は胡椒の栽培で栄えたそう。
私たちの修道会も最初はこの町に来る予定だったのだとか。
地元の日系人の方の案内で、
まずは教会訪問。
日系人の力で立てられた聖堂だそうで、
守護聖人はフランシスコ・ザビエル。
ちょうど新しい司教様の視察があるということで、
司教様、信者さん、それに群長さんにもお会いすることが出来た。
まだ改修して間もない聖堂は明るくて気持ちいい。
町の中も教会と同じく静かでこざっぱりとしている。
教会の隣にある「トメアス文化農業振興協会」
異国の地で日本語の看板を見ると妙に感動してしまう。
日系の方々の親睦や学びの場所らしい。
入植の歴史についての資料を集めた資料室もある。
胡椒が暴落して苦労した時期もあったそうだけれど、
今も胡椒の畑はある。
実がついていた!
胡椒の他にも様々な果物を育てたり、
ジュース工場を運営したりして、
今も多くの日系人ががんばっていらっしゃる。
私たちにトメアスを案内して下さったAさんは、
原始林の保存もしていらっしゃる。
お宅のすぐ裏が原始林で、そこにはアマゾン独自の動植物が息づいている。
(Aさんの飼い犬ポチも私たちの後になり先になりして案内(?)してくれた)
木が大き過ぎて上の方はよく見えない。
ブラジルは日本に対する評価が比較的高い。
多くの日系人が誠実によく働いて来られた証拠だと思う。
さんざん苦労もされたそうだけれど、
それでも日系人たちは先のことを考え、環境に配慮し、きちんと仕事をする。
日本人の美徳を再確認するトメアス訪問だった。
トメアス…で検索をかけたところ、
こちらで見学させて頂いたジュース工場と提携している会社がヒットした。
アマゾン独自のフルーツ「アサイー」の製品も出ているので、
興味のある方はこちらをどうぞ↓
http://www.frutafruta.com/agroforestory/tomeacu.html
Sr:ぱうろ
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