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英語とわたし
- 2013/09/08(日) 05:13:52
自慢じゃないが私の英語力はお粗末である。
日本にはいくらでも英語の出来る人が居るから、
私の英語なんて使い物にならないと思っていた。
でも、日本語が使えない国に来てみると、
にわか仕込みのポルトガル語より、
まだしも英語の方が使えることに気付いた。
一応、中学から大学(ただし専門は国文)
まで英語の授業があったわけだし、
日本には歌詞やキャッチコピーから普段使う単語まで英語が満ち溢れている。
ポルトガル語では何というか分からない。
でも英語なら言えそうだ…という時もあって、
自分でも驚いた。
ときどき「英語は話せるか?」と聞かれる。
とりあえず「少し」と答えておく。
ところがこちらでは英語の分かる人は少ない。
ブラジル人の志願者によると
学校で習う外国語はスペイン語なのだそうだ。
この前のイケメン修道士軍団の中にも
「英語話せる?」と聞いてきた人が何人か居るが、
じゃあ自分は話せるかというと答えは「ノン」の場合があった。
意外にもちょっと話せたのは露店でサンダルを売っていたおじさん。
彼からシンプルで手頃なサンダルを買い、
それが大変気に入ったので、後日そのサンダルで散歩に行き、
ポルトガル語で気に入っていることを伝えた。
しかし彼のマシンガントークについて行かれず、
「英語は話せるか」
「少しなら」
「おれと一緒だ」ということになり、
「I am grad to meet you」と言って喜ばれたのだった。
サンパウロの空港で近くに居た青年にポルトガル語で時間を聞いた時は、
「英語は話せるか」と英語で聞きかえされ、一瞬固まったが
「What time is it now? 」と言い直した。
彼はスマートフォンで現地時間を調べてくれ、
自分の母国語はスペイン語だと教えてくれた。
こんな感じで、お粗末な英語力でも
それなりに国際交流の役に立っている。
しかし、もっと真面目に勉強しておくのだったという後悔があることは否めない。
Sr.ぱうろ
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