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ふっこうのかけ橋2013
- 2013/07/30(火) 11:04:39
東日本大震災、福島原発事故から2年5ヶ月が過ぎようとしています。
この夏、私たちの修道会では
「被災され、今も大きな困難の中にある方々と心をあわせともに歩み続けたい」
という姉妹の思いがひとつになり、カトリック大阪大司教区神戸地区の
「ふっこうのかけ橋2013」プロジェクトに協働させていただくことになりました。
福島から4家族(お母さん4人、子どもたち5人)を
箕面本部 祈りの家にお招きしました。
みこころの聖堂で、この出会いを感謝し、
祈りをこめて、ひとり一人がローソクをおささげしました。
そして、夕食は、シスターズ手作りの大阪名物「たこ焼き歓迎パーティ」
翌日は、祈りの家の山を思いっきり駆けまわり
子どももお母さんも 未来に向かって ジャンプ!!
ガールスカウト大阪第159団の皆さんと一緒にうどん作りをしたり、
箕面の滝ライトアップを楽しんだりして親交を深めました。
インスタントラーメン発明記念館や、USJにも行きました。
数日の大阪滞在でしたが、
遠く離れていても決して忘れることなく
思い続け、祈り続け、つながっていることを
笑顔の中に確認しあうことができました。
「ふっこうのかけ橋」は、福島の ふく と 神戸の こう だそうです。
思いが、かたち となるために
縁の下で働き、支え、祈って下さった多くの皆さんに感謝!
キリストとおなじ思いをいだき、かけ橋となり続けることができますように。
Sr.hiko
- 祈
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Papa Francesco!!!
- 2013/07/27(土) 03:48:20
ワールドユースデイ開幕
今、ブラジルは教皇様のニュースで持ちきり。
毎日、その日訪れた場所や出来事がテレビに映る。
一昨日はスラムを訪問されて、その後アルゼンチンの若者と会って、
最後にヘリコプターでワールドユースデイの会場に到着。
そのヘリコプターが飛んでくる映像を見ていたら、
なんだか目頭が熱くなってしまった。
どこに行っても、一目教皇様を見たい、
せめて衣の裾にでも触りたい…という人で溢れている。
教皇様も車の中から手を振り続け、
小さな子を見ると止まってキスしたり祝福したりする。
さらに誰かがプレゼントした白い帽子をご自分のものと交換したり、
小さな女の子からの手紙を受け取ったり、
誰かに差し出された飲み物を口にされたりした。
これらは人々に対する愛と信頼がなければ決して出来ないと思う。
直接話したり触れたり出来た幸運な人の中には、
感激のあまり泣いている人も居た。
ある熟年女性は「パパフランシスコ、素晴らしい、素晴らしい!!!」と絶叫した。
教皇様はスラムで私にもわかる簡単なポルトガル語でこうおっしゃった。
「あなた方は一人ではない。教会はあなた方と共にある。
パパ(教皇)はあなた方と共に居る。」
高齢にも関わらず人々と触れ合うために決して骨惜しみされない教皇様。
私たちはこの方のために真剣に祈り、その模範に倣わなければ…。
神に感謝。
Sr.ぱうろ
若者はリオへ
- 2013/07/24(水) 04:01:10
いよいよ2013年ワールドユースデイ開幕。
ここのところ、ブラジルのテレビでは毎日のようにワールドユースデイのニュースが流れる。
教皇さまの宿泊する場所や一週間前に到着したヨーロッパのグループ、
出発の準備をしている日本のグループなど、様々な場所や人が紹介されて来た。
昨日のトップニュースは教皇さまのブラジル到着。
空港に降り立つ教皇さまと迎えに出る大統領。
一目教皇さまを見ようと押しかけたものすごい大群衆が何度も放映された。
あのすごい群衆の中に我が家の若者も行く…。
ブラジル人はTシャツが好きだ。
教会に行くと聖母やらイエスやら聖人やらをプリントしたTシャツでいっぱいだ。
もちろんワールドユースデイのTシャツもある。
このTシャツ、袖のところに「Eu Vou(私は行く)」と書いてある。
「aonde voce vai?(どこに行くの)」と尋ねたら
「リオデジャネイロ!!!」と嬉しげな答えが返ってきた。
我が家の若いシスターと志願者は所属教会の青年たちと33人のグループで出かける。
国内とはいえ飛行機で5時間くらいの長旅らしい。
近隣からバスで片道3日かけて行くグループもあるのだとか。
おばさんたちはテレビで見守っておくからね。
Sr.ぱうろ
信仰年ローソク
- 2013/07/22(月) 16:56:29
信仰年開祭ミサで祝別され、
大阪教区内、各地区を巡回している信仰年ローソクが、
私たちの修道会にまわってきました。
聖堂に姉妹が集まり
ローソクが届くのを祈りのうちに待つ中、
千里ニュータウン教会のダニエル神父様が
ローソクを持って来てくださいました。
姉妹たちが歌う
信仰年公式聖歌クレド・ドミネが響く中、
院長様が、火を灯し、
祭壇にささげられました。
その後、1時間の聖体礼拝が続き、
静かな祈りの一日でした。
一人ひとりの心に灯されている信仰のひかりが
ますます輝き続け
どんな試練の時にも主の導きを知ることができますように。
まもなく始まる
2013年 ワールドユースデー
リオデジャネイロ大会に心を馳せ
祈りを紡ぎます。
Sr.hiko
- 祈
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万能薬
- 2013/07/19(金) 07:21:41
ココナツ(椰子)の実に穴を開けると中にこのような透明な液体が入っている。
日本でも観光地などで実に直接ストローを挿して売っているのを見かけることがある。
味の方は甘くも無く酸っぱくも無く…。
ちょっと説明が難しい。
こちらでは病気の時、ココナツの水を飲むという。
我が家のシスターが手術をした時も、
術後の食事はしばらくココナツ水だったそうだ。
…で、今、自分も原因不明の発熱で一日寝込んだため、
ココナツ水を飲まされている。
ウィキペディアによると点滴に使われることもあるらしい。
ココナッツジュース
Sr.ぱうろ
世界は広い
- 2013/07/12(金) 03:45:11
ブラジルには珍しい植物や動物が居る。
日本では育つことのない花や果物。
日本とは違うカラス。
(首と足が長い。厳密にはカラスではないのだろうけれど、
黒くて、街でゴミあさりをしている姿はそっくり)
気候だって日本とは違う。
北半球からは見えない南十字星も見た。
こんな被造物の数々を見ていると、
神様はこの世界を楽しんで創られたに違いないと思う。
四季のある場所、
いつも暑い場所、
永遠に冬の場所…。
そしてそれぞれに合った動植物を置かれた。
「見よ、それは極めて良かった」
(創世記1.31)
Sr.ぱうろ
所変わっても・・・
- 2013/07/04(木) 04:18:25
カトリックが誇る世界共通のミサ。
言葉や時間が違っても毎日のミサは同じ。
それをここに来てから実感している。
同じ日に同じ聖書を読み、
同じ聖人を記念する。
ミサの式次第は同じだから、
言葉が分からなくても今何をしているのか大体わかる。
言葉以外に違うのは開始時間。
ここではミサは大抵夕方。
下の写真はミサ後の様子。
私たちの所属教会はまだ建築途中なので、壁はコンクリートがむき出し。
資金の都合で何年もかかっているという。
この教会では毎週火曜日に聖母の信心がある。
右の青い矢印の所には聖母像があり、ミサ後も信心深い家族が祈っている。
左の赤い矢印のテーブルにはたくさんのペットボトルがあった。
聖母の信心の時に水を祝福して貰えるので、
信者さんたちが水を入れたペットボトルを持ってくる。
手前のお母さんも祝福された水を持ち帰るところ。
水のみならず私たちも聖水で祝福される。
それがもう大サービスで、
びしゃっ!とかけられるのだ。
わざわざ司祭の近くに行って、
大量の聖水を浴びる子どもも居る。
そしてこちらでは平和の挨拶が情熱的。
最低でも握手。
時にはハグが加わる。
子どもたちはわざわざ席を立って抱きつきに来るので、
どうしようもなく可愛らしい。
こういう言葉以外の印があるところが、
カトリックの良いところだ。
言葉だけでは外国人にはありがたさが分からない。
実際、説教は毎日あり、
パードレ(司祭)が何やら情熱的に語っていらっしゃるのだが、
一部の単語しか理解できない私には、
さっぱり意味不明。
でも平和の挨拶は様子でわかるし、
ご聖体は目で見て触れて口に入れられる。
ありがたきかな。
Sr.ぱうろ
いいことばかりは無いのです。
- 2013/07/03(水) 04:21:37
ブラジルでは珍しいものを見聞きし、食べているけれど、
勿論いいことばかりあるわけではない。
なにしろ暑い。その上湿度が高い。
今は雨期で毎日一回は雨が降る。
だから暑いのに洗濯物の乾きが悪い。
なんと洗面所のタオルには来た翌日ににカビを生やしてしまった。
治安も悪いから修道院の塀の上は鉄条網と割れたガラス瓶で囲まれ、
全ての窓やテラスに鉄格子がはめられている。
さらに夜は二匹のシェパードを庭に離す。
こちらはアンディローバオイルと言って、インディオに伝わる虫刺されの薬。
治療のみならず虫よけにもなるらしい。
もともと私は皮膚が弱い。
予想通り、こちらに来てから一週間もしないうちに、
虫さされでひどいことになった。
そこで登場したのがこのオイル。
この国では特に虫さされに注意しなければならない。
デング熱やマラリアなどの原因になるのだから。
当然ながら言葉も分からない。
まだ一部の単語しか知らないから、
あとは想像で補う毎日だ。
最後は皆に心配されているデモ。
街へ行く道路が渋滞になったり、
店が早く閉まったりするらしい。
そのあたりの実害は今のところ無いけれど、
治安や気候に関して言えば、
日本は本当に良いところだと思う。
日本の夏もじめじめして鬱陶しいけれど、
洗濯物はここより早く乾くし、
いつかは秋が来るのだから。
注:同じブラジルでも南部(サンパウロとか)に行けば四季があるそうです。
また国自体も発展しつつあるとのことで、
オリンピックを機により住みやすくなるという噂。
Sr.ぱうろ
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