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開花
- 2012/03/31(土) 13:52:49
今朝、我が家の桜が開花した。
目が覚めた時は、
来週から小学校に行かないことを思い出して少し淋しかったが、
桜の花は新しい生活の訪れを知らせている。
明日から四月。
これから一年は修道院内の厨房が仕事場になる。
実は結構なプレッシャーがかかっているのだが、
出来ても出来なくても、やらねばしょうがない。
軌道に乗るまでは大変だろうけど、
最初からうまく行くことなんてないのだ。
修練期の老人保健施設や、
二年前の四月(小学校で勤め始めた頃)のことを思う。
最初は右も左も分からなかった。
でも一ヶ月、二ヶ月と続けているうち、自分なりに進歩した。
老健での実習が終わる頃、
「初日の私に見せてあげたい」と言って大先輩のシスターに笑われた。
我ながら名台詞だと思う。
「初日の私に見せてあげたい」
三ヶ月後の私が、またこの台詞を言えますように。
sr.ぱうろ
カウントダウン
- 2012/03/28(水) 08:28:26
小学校の事務室勤務も今日を入れて3日。
ただでさえ忙しい年度末&新学期準備の時期なのに、
今回は四月に働けない分、三月中にがんばらねばならない。
それに加えて次の人への引き継ぎ。
次の人が困らないように…。
あまりややこしいものを残さないように…と思い、
三月に入ってからは毎日が全力疾走だった。
あと3日。
お別れの感傷に浸る間も無い。
来週からは新しい生活が始まる。
二年間の感謝と新しい生活への期待を込めて、
この曲を味わおう。
Sr.ぱうろ
- 学校
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誓願式
- 2012/03/25(日) 15:21:48
2012年3月24日、二年四ヶ月ぶりの初誓願式があった。
五年前の同じ日、私もこの同じ場所で初誓願の恵みを頂いた。
私は自分の時より後のことしか知らないが、
我が家の誓願式には涙がつきもの。
今回の受式者は開口一番涙声だった。
前回の受式者も涙声で誓願を宣立した。
私は父が号泣したので貰い泣きした。
受け継がれていく伝統。
誓願者は花の冠を頂く。
初誓願は赤い花。
終生誓願は白い花。
この花冠は誓願を立てた姉妹から、
次の姉妹へと受け継がれてゆく。
↑花冠は修練長の手で被せられる
前回の誓願者が次の姉妹の冠を用意する。
私のは前の姉妹のお下がり。
そして私も次の姉妹のために冠を編んだ。
今回は遠くブラジルの姉妹が冠作りをし、
貴重なボイスメッセージも届いた。
来年の今頃、次の姉妹が赤い花冠を受け継ぐことを祈り、
一人一人が自分の初誓願を思い起こしながら、
神の恵みを味わった誓願式の一日。
↑初誓願で授与されるもの
(会憲 会章 教会の祈り 十字架 黒ベール)
Sr.ぱうろ
- 祈
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離任式
- 2012/03/18(日) 15:53:06
今年度いっぱいで小学校の事務を退職する。
来年度は二度目の修練で、
その後は神の望みならば終生誓願。
終業式の後、退職する職員の一人として離任式に臨んだ。
児童の代表が二人ずつ、離職する職員に花束と感謝の手紙を贈る。
手紙は目の前で読まれるので、泣かないように頑張らねばならない。
その後、退職する方も一言ずつ挨拶をする。
一緒に退職される図書の先生は涙声だった。
私は前の晩に一生懸命考えた一言を話した。
挨拶が終わると児童が左右にさっと別れる。
その花道を通って退場。
事務員は式典に出ることがないから、
こんな荘厳なものとは知らず、
とてもとても緊張した。
両側には知った顔もたくさん並んでいるけれど、
目があったら泣きそうなので、
なるべく前を向いて歩くことにした。
その後、職員朝礼で挨拶をし、
夜は送別会で挨拶をし…。
一日中挨拶をしていた。
…退職するって大変…。
たった2年だけの職場。
ついこの間、歓迎会をして頂いたばかりなのに、
もう送別会をして頂く。
なんかもう…ごめんなさい。
小学校は楽しかった。
こじんまりと家庭的で、
先生方は親切だった。
そして何人かの児童に手紙をもらった。
いつか再就職出来るといいなあ。
Sr.ぱうろ
- 学校
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卒業式in小学校
- 2012/03/14(水) 21:33:51
今日は小学校の卒業式。
今回はスタッフなので裏の仕事が忙しく、
式そのものには全く参加出来なかった。
とても良い式だったらしいと人づてに聞くのみ。
少なくとも泣ける式だったらしい。
忙しく立ち働いている耳にも、
階上から児童たちの泣き声が聞こえてきた。
友達に支えられて、わんわん泣きながら歩いている卒業生の姿も見かけた。
毎年一年生の号泣ぶりがすごいらしい。
百合学院小学校では、
六年生が一年生の世話をする。
だから自分の係をしてくれたお姉さんとの別れが淋しくてたまらないのだ。
兄弟姉妹の居ない子が多い時代。
こんな風に学年を越えて関わりを作る習慣はとても良いと思う。
今日、号泣した一年生も、
5年後には立派なお姉さんになって巣立つことだろう。
Sr.ぱうろ
- 学校
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3.11
- 2012/03/12(月) 20:37:03
昨日は梅田のサクラファミリアで、
3.11追悼の祈りに参加した。
実際に被災地に出向いて、
現地の方と話した片柳神父さまのお話しを聴き、
地震発生時刻の14:46に黙祷。
黙祷中にふと思い出したのは、
昨年、一度だけ体験した地震のこと。
テレビのアナウンサーが
「安全な場所に避難して下さい。」
といったようなことを繰り返し伝えており、
老シスターは慌てて
「どこに逃げたらいいの」とか言いながら、
室内のあらゆる電気製品の電源を切ってしまった。
「シスター、テレビは消さないで下さい」
と言いながら、次にとるべき行動について思いめぐらした。
地震が来たら、まずドアや窓を開けて脱出口を確保し、
可能なら火の元を閉め、
机やベッドの下に入って揺れが収まるまで待つ。
…問題はその後。
老シスターじゃないけれど、
どこに逃げたらいいのだろう。
一応、避難場所とされている場所は知っているが、
そこは本当に安全なのだろうか。
それ以前に、そこまでたどり着けるのだろうか。
エレベーターは使えない。
高齢のシスターたちは階段を降りるだけでも大変だろう。
大地震に襲われたら、
私はとても生き残れそうにない。
テレビで聞いた、ある言葉が心にささった。
「明日の命はわからない」
本当に…。
今生きていることは奇跡かもしれない。
Sr.ぱうろ
- 祈
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あこがれのかばん
- 2012/03/08(木) 22:00:43
こちらは百合学院中学&高校の補助かばん。
小学校でも販売している。
最近、このかばんのファンが事務室に現れるようになった。
既に小学校オリジナルのかばんを持っているので、
もう少し大きくなるまで、(まだ低学年なので)
我慢することになっているらしい。
せめて見本のかばんを見たくてやってくる。
「このかばんのどこがいいかと言うと…
おしゃれだしー、ボタンもついているしー、
全部いいです。私によく似あいます。」
確かに…。
裏地は白と紺のギンガムチェックで、
表地も光沢があって美しい。
ある日彼女はポケットの刺繍に目を留めた。
「なんて書いてあるのですか」
「いい質問だねえ。PURITAS ET CHARITASって書いてあるんだよ」
「どういう意味ですか」
「おっ、ますますいい質問だねえ。『純潔と愛徳』という意味だよ」
PURITAS ET CHARITAS(純潔と愛徳)は百合学院の校訓。
低学年児童には難しい言葉だけれど、
清らかで優しい子に育って欲しいという願いが込められている。
Sr.ぱうろ
- 学校
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今度は手作り
- 2012/03/05(月) 19:45:16
こちらは自作の「十字架の道行」
去年、小学校で宗教部の片づけを手伝っていたら
「十字架の道行」の御絵が出てきた。
古くて数も揃っておらず、学校では使えそうもないので譲り受けた。
足りない分は自分で印刷して補い、
はがき大の紙に一枚ずつ貼って綴じた。
もう少し文章などを足してもいいかもしれない。
前出の道行より大きく、
カラーで絵柄もくっきりしているので、
老眼になりかけの私にちょうど良い。
Sr.ぱうろ
- 祈
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ひなあられ
- 2012/03/03(土) 09:41:05
さんざん悩んだ末、
学童保育のおやつに関東風のひなあられを取り寄せた。
反応は様々で、
気に入った子も居れば、甘いあられを受け入れられない子も居た。
どちらにしてもヒットだったのは器。
去年に引き続き、折り紙で箱を作って盛り付け。
去年よりグレードアップなのは、
無地の色紙ではなく、キレイな千代紙風にしたこと。
「持って帰ってもいい?」と言う子も多く、
中には友達の分まで貰って行く子も居た。
面倒だっただけど面倒だっただけのことはある。
Sr.ぱうろ
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