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阪急電車

  • 2011/05/12(木) 21:32:01


私は阪急沿線に住んでいる。
だからこの映画のポスターを見る機会も多いしタイトルも気になる。
図書室の先生に評判を聞いてみたら、なかなか良さそうだった。
…というわけで、今読んでいる。

阪急線の西宮北口から宝塚までを往復する電車の中ですれ違う人々の物語。
同じ電車の同じ車両に乗り合わせる他人同士が直接語りあって、
または単に相手の様子を見聞きして人生を変えてゆく。
一駅過ぎるたびに主人公が変わるのも面白い。
さっきは脇役だった人が今度は主役になっている。
電車の中での一時の出会いを描いているのだが、
これは人生全体に通じる物語だ。

人との関わりは確実に自分に影響を与えるし、
自分も相手に何かしらの影響を与えている。
しかし、いつどこでどんな立場で誰に出会うのか、
自分では決められない。
そのことを考えると出会いをセッティングする何者かが存在するに違いないと思う。
私が神は存在すると思うのはそのためだ。

袖振り合うも多生の縁と言うが、
同じ時、同じ場所に居るということはかなり低い確率だと思う。
長いおつきあいになる人、その場限りの人など様々だが、
全ての人にそれぞれの人生があり、
背負っているドラマがある。

そんなことを思いながら、
小説の中の電車に乗っている。

終点まであと二駅…。

Sr.ぱうろ