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祈り合い
- 2011/03/29(火) 17:13:06
修道院に教会の中学生たちを呼んでランチをした。
修道院だから食べて終わりにはしない。
食べる前には聖堂でお祈りの時間をする。
今回、考えたのはお祈りの交換会。
一人ひとり自分の名前と祈りをカードに記し、
祭壇に捧げる。
そのカードを後で分配するが、
お互いに誰か他の人のカードを貰う。
そしてそのカードの主のために祈るのだ。
交換用のカード(封筒つき)
↓
お互いに誰のために祈るかを発表し合うのが楽しい。
「あの子が祈ってくれるのかぁ」とウキウキすることもあれば、
「私はあなたのために祈るのね…」と照れることもある。
普段物静かなシスターも、
イケメンの青年に祈られることを知って小躍りしていた。
姉が弟のカードを引いたりしたペアもあり、
なかなか面白かった。
もちろん引いたからには責任を持って祈らねばならない。
昨日から私はお茶目なリーダーのためにロザリオを捧げている。
祈りの交換会、またいつかやりたい。
Sr.ぱうろ
- 祈
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春の足音
- 2011/03/24(木) 17:30:40
プラス思考になるために、
しばらく休んでいた窓辺のガーデニングを再開した。
植物の生命力、成長する姿にはいつ見ても感心する。
去年までは料理に使えるハーブが中心だったが、
フルタイムで働いている今は料理の機会が減ったので、
鑑賞用の植物にチェンジした。
ベランダが無いので、背が高くなるものや、
蔓が伸びるものも難しい。
鉢植えでキレイで可愛らしい…という基準で選んだのがこの子たち。
ヴィオラ、チューリップ、カモミールの三種類。
ヴィオラは買って来た時は四つだけだった花が、
家に来てからどんどん蕾が成長し、
今や10個もの花をつけている。
チューリップも葉の中にひっそりとしていた緑色の蕾が、
毎日少しずつ伸びてきて、色もはっきりとしてきた。
黒っぽい紫の花が咲く予定だ。
カモミールの方はまだ静かにしているが、
いずれは小さな花をつけて、
素敵なハーブティーになってくれるだろう。
この小さな窓辺にも春が来た。
春の来ない冬は無い…。
植物の成長と被災地の復興を重ねながら、
日々、彼(女?)らに語りかけ、成長を見守っている。
Sr.ぱうろ
叙階式
- 2011/03/21(月) 20:27:22
今日、カテドラルで三人の神学生の
「助祭 叙階式」が行われた。
まとめて三人も叙階されるとは素晴らしいこと。
一人は修道会、二人は教区の神学生。
いずれは司祭になる前提の助祭叙階。
式後、後に続く神学生と神学生志願者たちも紹介された。
今日、叙階された三人も合わせて計14人がずらっと壇上に並ぶ。
すごい…。
大阪教区、各修道会から集まった14人の司祭候補。
国籍も様々。
神様はちゃんと働いていらっしゃるのだ。
高齢の司祭方が天国に迎えられる一方で、
後継者も準備されている。
神様は必要な恵みを与えて下さる。
けれども私たちはそのことに気付かなかったり、
信じなかったりする。
「神さまはちゃんと働いていらっしゃるのですよ」
カリスマ司祭と呼ばれる某神父の言葉を思い出した。
Sr.ぱうろ
- 祈
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天候不順
- 2011/03/17(木) 21:44:26
昨日、今日の尼崎。
晴、時々雪、ときに雹。
青空が広がっていたと思ったら、
いつの間にか暗くなって雪が降ったり、
雹が降ったりした。
一日のうちに信じられないくらい天気が変わる。
気温も刻々と変わる。
一昨日は温かかったのに、昨日、今日は真冬の寒さ。
復活祭が遅い年は春が遅く、
早い年は春が早く来ると言う。
今年はとても遅い復活祭。
本当に春が遅い。
そのことが、とても残酷に思える。
あの大惨事から明日で一週間。
小学校の子どもたちも募金集めを始めた。
Sr.ぱうろ
卒業式
- 2011/03/14(月) 17:45:11
百合学院小学校と中学校は今日、卒業式を迎えることが出来た。
けれども「おめでとう」という言葉に、
うしろめたさを感じてしまう。
無事に学び舎を巣立つことが出来た彼女たちに、
心からの祝福を送りたい一方で、
被災地では卒業式どころか、
卒業を前に亡くなった児童生徒も多数居るであろうことを思うと、
心から喜べない。
朝、起きる時も、
電気も水道も止まったままの避難所で寝起きする方々のことを思ったら、
温かい布団の中に居る自分が申し訳ない。
一見、普通のように思えることが、
本当はとても恵まれていることなのだ。
Sr.ぱうろ
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ことばにならない
- 2011/03/12(土) 14:22:39
前代未聞の大地震。
幸い私の住んでいる地域は、気持ちの悪い揺れがあっただけで、
(しかも私をはじめ何人かは全く気づかず)特別な被害は無かった。
けれども仙台の支部は修道院の建物に亀裂が入り、
電気も水道も止まり、電話もうまく通じない。
まだ春浅い季節。
関西でさえ肌寒い毎日だというのに
どんなに寒いことだろう。
関東在住の親戚や友人たちのところは、
物が壊れたり、
電車が止まったために長時間歩いて帰宅したりしたらしい。
修道院のテレビはずっとついていて、
皆が現在の状況を注視しながら祈っている。
何と言ったら良いのか、
何をしたら良いのか言葉にならない。
ただ、自然災害とはいえ、
このような悲惨なことは、決して神の御旨ではないと思う。
以前、読んだユダヤ教のラビの本に、こんな祈りが紹介されていた。
自然災害についてのパートは無かったが、
今の心境に重なるので紹介させて頂く。
神よ、戦争を終結させたまえとは祈りません。
自分と隣人のなかに
平和への道すじをみずから見いだすべしと
神がこの世を創られたことを知っているのですから。
神よ、飢餓を救済させたまえとは祈りません。
われらが知恵をめぐらせさえすれば
世界中の人が食べられるだけの資源を
すでにさずけてくださっているのですから。
神よ、偏見を放棄させたまえとは祈りません。
われらが誤らないのでさえあれば
人はみな善であると観る眼を
すでに与えてくださっているのですから。
神よ、絶望から脱出させたまえとは祈りません。
われらが善政を行いさえすれば
スラムに太陽と希望を充たすすべを
すでにさずけてくださっているのですから。
神よ、病苦を根絶させたまえとは祈りません。
われらが正しく用いさえすれば
治癒の方途を探究する知性を
すでに与えてくださっているのですから。
ですから、神よ
ただ祈るのではなく
力と決断と意志をのみ
われらは祈り求めるのです。
(ジャック・リーマー『リクラット・シャバット』)
- 祈
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全力疾走の日々
- 2011/03/08(火) 21:36:51
年度末はホントに忙しい。
毎日行事や締め切りに追われている。
学校も修道会も。
公私ともに全力疾走。
先輩事務員さんによれば今週が山だそうだ。
まず来週の初めには卒業式がある。
卒業式までに仕上げなければならない文書。
計算の数々。
パソコンのありがたさが身にしみる。
もしエクセルとワードがなかったら、
毎日遅くまで残らなければならなかっただろう。
とにかく定時に帰れているのはパソコンのおかげ。
エクセルは決して計算間違えをしない。
合わない時はこちらの些細な入力ミス。
だからよく調べれば必ず解決する。
エクセルを開発した人に会う機会があったら、
全身全霊でお礼を言いたい。
明日は灰の水曜日。
例年より遅い四旬節がはじまる。
今年は息つく間の無い労働をお捧げとして祈りたい。
Sr.ぱうろ
- 働
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六年間の感謝をこめて
- 2011/03/04(金) 20:37:01
もうすぐ卒業する六年生のために、
今週は毎日特別なイベントが続く。
最初は問題(?)の「送る会」
練習では結構イイ線行っていた教職員のリコーダー&ハンドベルの演奏も、
本番は緊張のためかちょっとローテンションに…。
翌日は「感謝の集い」で、六年間の振り返りと未来へ向けての祈りの時間。
最後はささやかなティータイムもある。
三日目は「卒業おめでとうスペシャル給食」と卒業式リハーサル。
そんな中で行われる最後の調理実習。
六年間の感謝をこめて、先生方はもちろん、
事務、用務、警備のスタッフにもサンドイッチがふるまわれた。
結構なボリュームでなかなか美味。
みんな中学でもがんばってね。
Sr.ぱうろ
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ひなまつり
- 2011/03/03(木) 20:35:46
今日は楽しいひなまつり♪
女子校の百合学院には校内に二組のひな飾りが置かれる。
ひとつは学童保育の部屋。
そしてもうひとつはエントランスホール。
今日は一年生の児童が担任の先生に連れられて、
おひなさまを見に来ていた。
学童保育のおやつもひなあられ。
担当の先生たちががんばって作った折り紙の箱に入れて用意。
これを思いついたのは恥ずかしながらこの私。
年度末の忙しい時に、なんて面倒なことを思いつくものかと、
自分でも嫌になったが、
少しでも楽しくワクワク出来るおやつタイムにしたかったので、
他の先生方まで巻き添えにしてしまった。
今回のサプライズも成功。
あられを食べ終わった後、家に箱を持ち帰った子も多い。
(まゆ玉のように見えるのはあられの他につけた軽いおかき)
先週末、臨時で教えに行った茶道部では、
こんなお菓子を用意した。
日本特有の行事はやっぱり嬉しい。
Sr.ぱうろ
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