四人のともだち

  • 2010/10/26(火) 22:33:14

研修会で「マルコによる福音書2章1~12節」を子供用にアレンジした「四人の友達」という紙芝居を見た。

主人公は中風患者のマナセさん(仮名)。
あるとき、マナセさんの住む町にイエスさまがやってくる。
マナセさんの友達は、イエス様にお願いすれば病気が治るに違いないと、
四人がかりでイエス様の居る家にマナセさんを運んでゆく。
しかし、すごい人でなかなかイエス様には近づけない。
そこで4人は家の上に登り、屋根をはがして、
マナセさんをイエス様の前に降ろした。
イエス様は言われる。
「あなたは良い友達を持っていますね」
こうしてマナセさんの病気は癒された。

マナセさんは良い友達を持っていた。
おそらくマナセさん自身も良い友達だったのではないだろうか。
そうでなければ、四人の友人たちもあんな大変な努力をしてまで、
マナセさんを癒していただこうなどとは思わないだろう。

ある研修会で「受けるのも愛」という言葉を聞いたことがある。
フランスで路上生活者の共同体を作ったアベ・ピエールは、
視力を失って働けなくなったことを嘆く仲間にこう言ったそうだ。

「見えなくたって、働けなくたって、食事を運んできてくれる仲間にありがと、ってニッコリすることはできるだろ。
それで相手も、生きていることがうれしくなるんだ。」

(木崎さと子著『路上からの復活』女子パウロ会)より

受けてくれる人がいなければ、与えることは出来ない。
また、与えるだけで受けることが出来ない人は傲慢だと思う。
マナセさんは四人の友達の厚意を受ける一方で、
生きる喜びを与えられる人だったに違いない。

Sr.ぱうろ

びっくり

  • 2010/10/21(木) 22:05:45

今日、小学校の廊下を歩いていたら、
向こうから見慣れないシスターがやってきた。

黒いベールに黒い修道服。
それも昔のシスターが来ていたような…
映画「天使にラブソングを」のシスターみたいな服で、
大きな木の十字架まで下げている。
なにやら貫禄があるので思わず緊張してしまった。
しかし妙に小さい…。

そこへ聖歌隊の白いケープを着た児童がぞろぞろ歩いてきた。
納得…。
謎のシスターは、LEEでシスター役をする児童で、
練習から戻るところだったのである。

今頃はあんなクラシックな服を着たシスターに会うことは無いが、
ちょっとかっこよかった。
昔は我が家でもあんな服を着ていたらしい。
仰々しすぎて働きにくい+黒は子供が怖がるなどの理由で、
今はもっと簡単な服を着ているが、
あんな服を着て居たら賢く見えそうな気がする。

Sr.ぱうろ

身内の名言

  • 2010/10/16(土) 21:53:28

この頃、諸事情により茶道のことを考えている。

私は修道会に入るまでの19年間、
裏千家の茶道を習っていた。
だが、入会から4年間は、全くお茶を点てることがなかった。
教育実習の時に、課外授業の茶道を見学させて頂き、
一回だけお点前をさせて頂いた。
その一年後くらいに志願者のお茶のおけいこの見学ついでに、
お点前をした。
それからさらに一年半後の今日、
お点前をさせて頂いた。

細かいところがかなり抜け落ちているが、
厳しくしごかれた部分は、体が覚えている。
(お茶の先生は私の生涯で、最も厳しい先生だった)
私は決して熱心な弟子ではなかったが、
たとえぼんやりしていても、
19年間続けていた所作は、自然と出てくるものだ。

お茶、また習いたいなあ…。

ふと母の言葉を思い出した。
それは、もともとは母の祖母…つまり私の曾祖母(表千家茶道の師匠だったらしい)の言葉だそうだ。

「お茶と人づきあいは細く長く…」

「べたべたすることなく、けれども末長くお付き合いしなさい」ということらしい。
思えば私の先生のもとには、
私よりも、もっともっと長くお稽古を続けている姉弟子さんがたくさん居た。
先生に至っては、半世紀以上お茶を続けていたと思われる。

「細く長く…」は曾祖母の実体験に基づいた言葉だったに違いない。

Sr.ぱうろ

LEE

  • 2010/10/13(水) 21:36:04

学校には色々な行事がある。
特に二学期は運動会、クリスマスなど大きな行事が多い。
今月の行事はLEE。
これは英語を使う学芸会みたいなもので、
全校生徒が英語で歌ったり踊ったり劇をしたりする。
今はその練習が真っ盛り。
事務室にも指導する先生の声やピアノ、BGMなどが聞こえてくる。

今年は生で見ることが出来ないが、(事務室で留守番なので)
なかなか見応えがある行事だ。
なかでも私はゴスペルが好きだ。
児童の一人が映画「天使にラブソングを」みたいに、
シスターの服を着て指揮をする。
その他の児童も聖歌隊のケープを着て、皆でゴスペルを歌う。
映画のエンディングみたいにノリノリなので、見ている方も楽しくなる。
小さなシスターはとても可愛らしい。
[将来、本物のシスターになってくれないかなー」
などと勝手な夢を見ながら鑑賞してしまうのだ。

Sr.ぱうろ

読書の秋・・・心に残る名セリフ

  • 2010/10/10(日) 09:50:58

実は「読書の秋」というタイトルの記事は、
毎年のように書いている。
読んでいる本はその都度変わっているが、
やはり偏りがある。

当然カトリック関係の本が多い。
今年は小学校に勤めた関係で童話が仲間入りした。
先日、お話した図書室からのお手紙を見て、
図書の先生のお薦め本を色々と読んでみている。

昨日読んだのは「園芸少年」というお話。
主人公は高校一年生の少年で、
ひょんなことから園芸部に入部し、
花と緑に詳しくなり、仲間との友情を育んでゆく。
これは「園芸少年」の登場人物のセリフ。

「…植物を大きな鉢に植え替えると、
急に大きくなりますよね。
あれを見ていつも思っていたんです。
それまでは鉢に合わせて小さく生きていたんだなって」

自分の顔がコンプレックスで、
ずっと隠していた少年が、自分の殻を破った瞬間の言葉だ。

「鉢に合わせて小さく生きている」ことは、
誰の人生にもあるのではなかろうか。
変化や困難を恐れて、このままではいけないと思いつつ
現状維持に終始してしまう。
しかし、勇気を持って飛び出せば、大きく成長出来るかもしれないのだ。
(場合によっては、飛び出す前に左右の安全をよく確かめた方が良いかもしれないが)

上記の少年は、殻を破って普通の少年の日常を取り戻した。
いざ飛び出してみたら周りは意外と親切で、学校生活は楽しい。
案ずるより産むがやすし…。
とはいえ、そこに至るまでの悩みの日々だって貴重なものだ。


Sr.ぱうろ

名前の祝日

  • 2010/10/05(火) 21:40:44

この時期はお祝い日が多い。
9月29日三大天使(ミカエル・ラファエル・ガブリエル)の祝日に始まって、
10月1日小さき花のテレジア(小テレジア)の記念日。
10月4日はアッシジの聖フランシスコの記念日。
さらに10月15日はアヴィラの聖テレジア(大テレジア)の記念日。
10月18日聖ルカ福音記者の祝日…。

人気の高い聖人の記念日が次々とやってくる。
人気があるということは、その名前を洗礼名や修道名に頂いている人も多いということ。
修道会のカレンダーにはシスターたちの「修道名の祝日」が書いてあるが、
三大天使の祝日は四人のシスターのお祝い日だった。
小さき花のテレジアは二人のシスターの修道名。
他にベトナム人志願者の一人の洗礼名がテレジアなので、
私たちの共同体では、彼女にお祝いのカードを贈った。

実は小テレジアの名前を貰っている人は他にもたくさん居る。
洗礼の名前がテレジアだというシスターは、私が把握しているだけで4人居る。
「テレジアの会」なんて作ったら、かなりの人数が集まるだろう。
ずいぶん前に他の会のシスターから聞いた話だが、
日本では「石を投げればテレジアに当たる」という程、
小テレジアの名前を頂いている人が多いそうだ。
彼女は宣教師の保護の聖人でもあるため、
日本に宣教に来られた司祭方が、
洗礼名にテレジアの名を授けることを好まれたのだと。

私の父の洗礼名はペトロだが、
最初のうち「アッシジのフランシスコ」や「聖ルカ」が候補にあがっていた。
男性では人気の高い名前のひとつだろう。
聖人の記念日を祝う…というのは、クリスチャンならではの行事だ。
自分の守護聖人の生涯や人柄を思い、精進する機会でもある。
また、身近な人がお祝い日を迎えると、
やはりその聖人について黙想する機会になる。

今月はロザリオの月でもあり、
お祈りの材料が充実している。
深まりゆく秋の過ごし方として
「祈りの秋」というのはどうだろうか。

Sr.ぱうろ

お祝いカード
  ↑
今回使った聖テレジア(ベトナム語で「おめでとう」と書いてある)と天使のお祝いカード。

ラスト運動会

  • 2010/10/03(日) 21:19:58

アーチ
百合学院の運動会、最後を飾ったのは幼稚園。
すばらしい秋晴れの天気のもと、活気あふれる運動会が行われた。
今回は仕事が無いので、ずっとテントの下で観戦。
小学校よりも競技の会場が小さく、
飾りつけはより華やか。
学院旗が無い代わりに万国旗がはためき、
入退場の門にはそれぞれ
「うんどうかい」「がんばるぞ」という文字。

園児もがんばっていたが、
保護者の方々もすごい。
なにしろ幼稚園は保護者同伴の競技が多い。
保護者だけの競技もいくつかあり、
中でもリレーが素敵だった。
抜きつ抜かれつ手に汗握る激戦。
本気の走りを見せて下さるお父様方の
保護者力には感動した。

幼稚園では時々、違うことをしてしまう子も居るのだが、
それもまた微笑ましい。
思わず自分の幼稚園時代を思い出してしまった。
ハンデのある子も元気な子に助けられながらがんばっていた。
プログラムの紹介やお祈りも園児の代表が交代で行う。
一生懸命な姿に元気を貰う一日だった。

Sr.ぱうろ

創造主の手

  • 2010/10/01(金) 21:59:04

学童保育の部屋に飾ってある我が家のシスターの作品。

創造主の手

(クリックすると少し大きめの画像が表示されます。)

かなりの大作で、神さまの大きな大きな手が、
人々や動植物などの被造物を包んでいる。
この大きな大きな手に守られて、
百合学院の児童たちも育ってゆく。
みんな伸び伸びと明るく、そして優しい子に成長して欲しい。

Sr.ぱうろ