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目をつぶって歩くと・・・

  • 2009/08/28(金) 08:46:24

今年も若手シスターの研修会に行かせて頂いた。
今回の会場は那須高原。
自然豊かな環境で、森林浴も出来てしまう。

そんな中でのエクササイズ「ブラインドウォーク」
二人一組で一人は目をつぶり、もう一人が誘導をする。
そして行く先々で色々なものに触らせるのだ。
目をつぶった状態で何かに触り、感触を味わう。
それが何か当てるのではなくて、感じるのが目的。

木、花、ベンチ、切株、石像etc・・・。
普段、いかに目に頼っているが分かる。
見ないで歩くと、足元の砂利の音や感触、顔に当たる日光、アスファルトの温かさ・・・、そんなものにも敏感になる。

私の導き手はとてもセンスのあるシスターで、最後にサプライズがあった。
何か布に触れさせたのだ。
こんな森の中で布???
しかも、良く知ってる感じで懐かしい。

思わず大笑いして目をあけると、我が家のシスターの背中があった。
そうそう、このベールは毎日被っている私のベールと同じ生地。
懐かしい筈だ。

不思議で楽しいブラインドウォークのひとときだった。

Sr.ぱうろ

豊作

  • 2009/08/21(金) 20:46:51

今年はゴーヤの他にイチジクの実が大豊作。
とにかくすごい豊作で、毎日誰かが収穫してくる。
今までの全部合わせたら何百個もとれたのでは???
・・・というのは大袈裟だけど、
とにかく生で食べるだけでは消費しきれないほどの量なのだ。
そんな訳で我が家のテクニシャン達の作品。

その1・ベテランシスター作のコンポート
コンポート

その2・志願者のKさんが作ったジャム
いちじくジャム

コンポートは上品な味わいで、ジャムは種のツブツブ感がおいしかった。
今年は私の冬瓜ジャムもあったので、夏の間中ジャムは皆自家製。
なんというか夢のようだ。
手作りジャムも幸せコレクションの中に入れよう。

ジャムを作る材料があることも、作る時間的精神的余裕があることも、イチジクの場合は作ってくれる人が居ることも、皆、皆、ありがたい。
イチジクの皮を剥く作業には老シスターも参加していたから、ありがたさ倍増だ。
それに、材料のイチジクや冬瓜は土、水、太陽などがなければ育たない。
こんなにたくさんのものに恵まれて、ひとつの幸せが生まれる。

Sr.ぱうろ

幸せコレクション2

  • 2009/08/17(月) 11:22:35

以前、紹介した遊び「幸せコレクション
さらにしつこく遊んでみた。
オリジナルは単純に幸せを感じるものや出来事を書き出すだけ。
第二段は、書き出した項目の発生条件を考える。

例「育てていた花が咲く」
①花を育てる場所。
②水やりを忘れない記憶力。
③花に近づくことができる健康な足。
④花を発見出来る健康な目と気持ちの余裕。
⑤花自身の命。
⑥気象などの自然的条件。
⑦平和

なんと一つの幸福の背後にはこんなにも多くのものが与えられている。
ちなみに⑦は全てに共通の条件と言える。
どんなに準備してその時を待っていても、たったひとつの爆弾ですべてが消え得る。
花が燃えても、私が死んでも開花の喜びは味わえない。
生きているって貴重だ。

Sr.ぱうろ

もうすぐ・・・

  • 2009/08/13(木) 10:47:00

もうすぐ終戦記念日。
カトリック教会では聖母被昇天の祭日。
(聖母が体ごと天に上げられたことを記念する日)
そして、我が家は創立記念日。
終戦後、心の支えを求めて多くの人が教会に殺到した時代、
猫の手も借りたいほど忙しい司祭たちを助けるために、私たちの修道会は生まれた。

敗戦が無かったら私たちはここに居なかったかもしれない。
歴史って複雑なものだ。

シスターと司祭

Sr.ぱうろ

只今、留守番中

  • 2009/08/12(水) 13:42:11

本部のシスター達が多忙のため、ここしばらく事務所の留守番に来ている。
慣れない場所って何をするにもサッパリで、たびたびモタモタしてしまう。
いつもと違う車を運転して冷や汗をかき、無駄に階段を上り下りして普通の汗をかく。(事務所、食堂、個室が皆違うフロアにあるため)
クーラーの下に居てさえ、この暑さ。
炎天下で働く方々を思うと、本当に頭が下がる。

そんな感じで、只今プチ修練者気分。
(修練中は、様々な仕事や共同体を体験学習させて頂く)
初心に戻ってがんばろう。

Sr.ぱうろ

小さな訪問者 2

  • 2009/08/07(金) 21:25:02

ある夜のこと、談話室で新聞を読んでいると、
眼の端に動くものが・・・。

(私が暮らす修道院は山の中にあるので
たくさんの虫と鳥と動物に囲まれています。)

ム○○かしらっっ!!!と思い
体を硬くしつつ、
新聞の陰からそーーーと除きますと、
なんと親指の爪ほどの蛙が
ぴょんぴょん ペタペタと床を
横切っていくではありませんか。

ジーと観察していると、
まるでもとからそこにいたように
机の脚のところにちょこんとおさまり
動きません。

まるで、彫刻のようにぴったりと景色になじんでいる
小さな訪問者に思わず笑顔になりました。

                    モニカ

訪問者

  • 2009/08/02(日) 23:17:41

最近 修道院へ小さな訪問者が やってきます。
この訪問者、ひらりとそばへやってきて、
じっーーーと私たちをみて動きません。

こちらが近寄ろうとすると、すごい速さで姿を消してしまうので、
なかなか友好を深めることが難しい相手です。

しかし、今日は玄関から一歩出ると、
ひらりとやってきて
私の前を歩きだしました。

ゆらゆら尻尾を揺らしながら、
時折振り返りつつ、
まるでこっちへどうぞと言ってるみたい。

あれっ。訪問者は私の方?と思わず
首をかしげてしまいました。

何とも愛嬌のある訪問者は、
黒くて黄色い瞳をもつ小さな猫です。

                   モニカ

ひまわり

  • 2009/08/01(土) 22:54:33

ひまわり1
夏といえばひまわりですね。
太陽に向かってくるくるすくすくと
育つひまわりのように、
イエスの方へ顔をしっかり向けて
生きていきたい。
と思いつつ
現実はゆらゆら揺れる
柳のような・・・。号泣

         でもいつかは!! を目指して頑張るぞ。おーっ。
                     モニカ