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個人差

  • 2009/05/27(水) 09:11:06

どんな生き物にも個人差(個体差?)があるのだなあと思う。
ベランダのバジルが良い例だ。
種を撒いた日は同じなのに、こんなにも違う。

バジルの芽

すぐに芽を出して、すっかり大きくなったもの。
なかなか出て来られなくて、ほんの1~2日前に顔を出したもの。
葉の出方にも少しづつ違う個性がある。
植物も人間と同じ。
でもどの芽も成長すれば、良い香りの葉を広げてくれる。

遅れて出てきた小さな芽。
こんな命こそ愛おしく思える。

Sr.ぱうろ

もうすぐ・・・

  • 2009/05/26(火) 09:00:22

時計草の蕾
ベランダの時計草が蕾をつけた。
昨年、豊中教会の方から分けて頂いたもの。
この子も冬を越えて、ぐんぐんと成長した。
そして、今朝気がついたら蕾らしきものが!
もうすぐ、あの不思議な花が見られる・・・。
英語ではパッションフラワー。
イエス様の受難を思わせる花なのだそう。

昨日は、一週間ぶりの学校。
私の生徒たちは(と言っても昨日私が教えたのは2クラスだけ)、全員元気に登校していた。
めでたし、めでたし。
どうか、このままインフルエンザが終息しますように。

Sr.ぱうろ

クローバー

  • 2009/05/21(木) 08:50:38

今年は植物がとても元気に見える。
中庭のクローバーもいつもより大きく育っている。
だから四葉が探しやすい。
四葉のクローバー
(画面の中心が四葉。クリックすると拡大表示されます。)

クローバーの真ん中に座ると草花の香が押し寄せてくる。
ベランダのプランターでは、バジルや風船かずらが毎日少しづつ、しかし確実に背丈を伸ばしている。
私たちがインフルエンザで大騒ぎしている時にも、植物たちの命の営みは変わらないのだ。
そして、そこには確かな神の御業が働いている。

四葉カード
(四葉を貼り付けた手作りカード。
「Deus Conosco」はポルトガル語で「神様は私たちと共におられる」という意味。)

Sr.ぱうろ

自宅待機

  • 2009/05/20(水) 13:12:26

新型インフルエンザが関西で猛威を奮っている。
そのため、百合学院も聖トマス大学も一週間の休校。
仕事も無いし、講義も聴きに行かれない。

こんな大規模な休校に遭遇するのは、生まれて初めてだ。
兵庫、大阪の学校は皆休み。
電車はガラガラで、どこに行くにもマスクが必需品とのこと。
今、私たちは歴史に残る大事件に立ち会っているような気がする。

私も自宅で軟禁状態。
思いがけない休息と忍耐の日々を、いかに有意義に過ごすかが問われる。
第一日目は志願者のお花のお稽古に与った。

生け花2

その他には、授業のプランを考え、百合学院のバザー(7月)で売る手芸品を作る。
病床にある方々の回復と、インフルエンザの終息を祈りつつ。

Sr.ぱうろ

神様の時

  • 2009/05/13(水) 08:32:06

昨年の秋に購入したチャイブが花をつけた。
小型のネギといった雰囲気のハーブで、香りもネギにそっくり。
花は蓮華によく似ていて可愛らしい。
しかも食べられるそうなので、サラダやデザートの飾りにも使える。

チャイブ

しかし、花までの道のりは思いのほか長かった。
冬場は葉を切られた姿のままで、しんとしていたので、
(葉はネギのように使える)
もしかしたら、もうダメかも・・・と不安になった時もある。
それでも引っこ抜くことなく見守っていたのは修練の成果。

修練期。
畑で赤茶色に変色した野菜を抜こうとした私に、畑の上手なシスターが言った。
「それは霜に反応しているだけだから、春になったら元に戻ると思うよ。」
本当かしら・・・。
せっかちな私は不安だったが、アドバイズに従った。
そして春。
確かにその野菜は緑の姿を取り戻し、花まで咲かせてくれた。

そんなことがあったので、今回のチャイブも諦めずに春を待とうと思えたのである。
春が来てチャイブの葉は成長を再開した。
料理のために切られた葉もぐんぐんと伸びて、元通りになった。
そして、ついに蕾をつけた時の喜び・・・。

あきらめなくて良かった!

何事にも時がある。
神様の決めた時。
その時は、私たちの希望や都合とは違うこともある。
しかし神様の決めた時こそが、本当に良い時なのだ。

『神様のなさることは、すべて時にかなって美しい。』
(伝道者の書 3章11節)


Sr.ぱうろ

我らの母なる

  • 2009/05/07(木) 08:40:38

風薫る五月は私たちの母、マリア様の月。
百合学院でも聖母行列をはじめ聖母をたたえる行事が行われた。

聖母行列

花嫁さんのような白い花輪とベールをつけた子供たちが、
マリア様の御像をかつぎ、花びらを撒きながらマリア様に賛美の歌を捧げる。
他の子も髪に白いリボンをつけて後に続く。
女の子の学校らしい行事だと思う。

五月といえば、もうすぐ母の日。
修道院に来てうれしかったことのひとつに、「お母さんが出来た」がある。
私の実母は入会前に天国に行ってしまったが、
ここでは共同体の院長が「お母さん」。
母の日は院長のシスターに感謝する日。

さらに昔は、修道会の会長のことを「母さま(ははさま)」と呼んでいた。
「我らの母なる恵みのマリア」
修道院長、そして会長。
頼れる母親、やさしい母親、楽しい母親・・・etc etc。

たくさんのお母さんに守られて、
私はつつがなく暮らしている。

Sr.パウロ