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春爛漫
- 2009/04/30(木) 14:23:39
私が慣れない教員生活に奮闘している間にも、
庭ではたくさんの植物が花を咲かせている。
まさに春爛漫。
命輝く季節。
温暖化の影響かこんな花も満開状態。
私の大好きなすずらんも・・・。
ベランダの香菜も花をつけた。
たまたま頂いた種を育てたもので、独特の香りが最初は苦手だったけれど、このハーブはエスニック料理には欠かせない。
ベトナム人の志願者たちが生春巻きなどの料理に使ってくれた。
そうこうしているうちに私も慣れて来た。
今は炊き込みごはんやスープ、サラダなどによく入れている。
なので、この花から種を取る日が楽しみだ。
私の教員生活もそのうち慣れてくるだろうか。
ちゃんと花が咲いて種がとれるだろうか。
ひとつでも、ふたつでも・・・。
Sr.ぱうろ
言葉は神であった・・・
- 2009/04/26(日) 20:52:08
今、新約聖書「ヨハネによる福音書」の冒頭の言葉が響いている。
『はじめに言葉があった。言葉は神とともにあった。言葉は神であった・・・。』
時々、人を力づけるすごい言葉がある。
そんな言葉を見つけると『言葉は神であった』を思い出さずにはいられない。
聖書はそういうすごい言葉の宝庫。
一つでも二つでも、そういう言葉を見つけた人は幸せ者だ。
私は今、聖書ではないけれど、
人を力づける「すごい言葉」がたくさん掲載されているサイトにはまっている。
『地球の名言 http://www.earth-words.net/』
古今東西の著名人が語った名言がたくさん掲載されていて、マザー・テレサやダライ・ラマ、ブッダなど宗教者の言葉も多い。
特にマザー・テレサは、弱気な時に背中を押してくれるような、優しくて力強い言葉をたくさん残して下さっている。
「100人に食べ物を与えることができなくても、1人なら出来るでしょ?」
「神様は私たちに成功してほしいなんて思っていません。
ただ、挑戦することを望んでいるだけよ。」
この言葉を胸に刻んで、今週もがんばろう・・・。
Sr.ぱうろ
祈りに感謝
- 2009/04/22(水) 20:52:37
私はおばあちゃんシスターが大好きだ・・・と前から書いているけれど、それはおばあちゃんたちが可愛らしいからだけではない。
実はものすごく頼りにもしている。
それは、老シスターはベテランの祈り手だからだ。
元気な人みたいに体を動かして働くことが出来ない分、たっぷりとお祈りをして下さっている。
私は心配ごとが起きるたびに、近くの老シスターにお祈りをお願いする。
というわけで、この前の月曜日、いよいよ教員デビューなのでお祈りをお願いした。
あまりにも不安だったから、他にも頼れるお姉さんシスターにお祈り依頼をした。
・・・そして、よれよれしながらも、その日はそれなりに終了。
時には生徒たちのパワーに押され気味だったけど、所詮わたしは初心者。
ベテラン教員のように出来るわけもない。
まずは50分を乗り切ったということで、良しとしよう。
これも皆、先輩シスターズのお祈りのおかげ。
祈られていなかったら、きっともっと大変だったに違いない。
心から感謝、感謝・・・。
これからも元気で長生きして私がピンチの時にはお祈りして下さい!!!
Sr.ぱうろ
- 祈
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学校のイースターエッグ
- 2009/04/17(金) 10:42:28
職業病!?
- 2009/04/15(水) 20:57:45
一般的に宗教の授業には教科書が無い。
だから毎回オリジナル。
コマ数は少ないけどとっても頭を使う。
まだ実際の授業は始まっていないけれど、頭の中は授業のアイディアでひっくり返っている。
あらゆるものを見て
「これ授業に使えないかな・・・」と考えてしまう。
早くも職業病!?
で、このたび目に留まったのはこれ。
「カトリック生活5月号」
お金と信仰についての特集が組まれており、
マネーゲームにハマって生活が変わってしまうクリスチャン主婦のマンガがあった。
あまりに簡単にお金が稼げるので、つい夢中になり、子供も家事もそっちのけ。
しかし、一方でこんなに簡単に儲かってよいのだろうか?という疑問が湧いたり、
今まで欲しかったものが何でも手に入るので、却って魅力を感じにくくなったりする。
結局、大損をして足を洗う・・・というお話。
これは・・・使えそう。
実際、私としても大いに共感する部分があって、とても面白かった。
Sr.ぱうろ
ゆで卵
- 2009/04/12(日) 16:29:47
修道院のイースターは忙しい。
何といっても教会では一年で一番のお祝いだから、皆でお祝い準備をする。
で、イースター名物「キレイなゆで卵」も作る。
実は私はイースターのゆで卵を準備した記憶があまり無い。
志願者の時はアーティストなシスターが鉛筆で羊の絵を描いてくれてたし、
去年と一昨年は若いベトナム人志願者が作っていた。
でも修練期は・・・???
当時、修練者は私しか居なかったので、飾り卵を作るとしたら私の仕事なのだが・・・。
・・・記憶が無い。
そんなわけで、珍しくゆで卵準備に参加した今年は新鮮な感じだった。←作業の様子
美術教師のシスターが用意して下さった色鉛筆と手持ちのシールを活用して、それぞれに個性あふれる作品が出来た。←クリックすると拡大表示されます。
作品そのものの出来栄えよりも、皆でおしゃべりしながら作業することが楽しい。
皆で何かをする楽しみが修道院には沢山ある。
料理も掃除も食事の後片付けも、皆でやると早いし楽しい。
そんな感じでとても良いご復活を迎えることが出来た。
イエス様おめでとうございます!
Sr.ぱうろ
四葉と夜桜
- 2009/04/10(金) 11:22:58
クローバーが生えていると、つい四つ葉を探してしまう。
見つかるときは大して苦労しなくても見つかるけれど、ここしばらくは見つからない日が続いた。
でも昨日、たまたま中庭に出る用があって、何となく地面を見下ろしたところ・・・。
見つけた・・・!
これは良いことがあるに違いない。
いや、四葉が見つかっただけでも良いことなのか?
さらに昨日はとても温かく、桜は満開で、夜「聖木曜日」のミサが終わって教会から帰る時には、月の光を浴びた夜桜がとても美しかった。
桜の枝越しに覗く月がまた美しい。
どれもこれも神様の作品。
老シスター風に言えば
「みんな素敵ねえ・・・。神様のお造りになったものは、皆すばらしいわ。」
というところだろう。
確か西行が「桜の季節の満月の時に死にたい」と言っていたような気がする。
願わくは花のもとにて春死なむ その如月の望月のころ
満開の桜と満月・・・。
身近にある最高の美かもしれない。
四葉のクローバーはこの景色を見られることのお知らせだったのだろうか。
Sr.ぱうろ
新学期のために・・・
- 2009/04/07(火) 20:39:06
なんと(!?)この春から私は、百合学院の非常勤講師をさせて頂くことになった。
考えれば考えるほど
「本当に私で良いのですか???」と悩んでしまう。
たった4回の実習授業でさえ、気が狂いそうに不安だったのに、これからは毎週授業があるなんて。
でも、神様は悪いようにはなさらないから・・・と自分に言い聞かせ、
「イエス様、私には無理ですから、後はよろしくお願いしますねっ!」
と非常事態の祈りを繰り返しつつ、授業の計画を立てる。
私の出身高校はプロテスタントだったため、ひたすら聖書の話を聞かされてきたが、カトリック学校では聖人や信心の話も色々と出来る。
五月と六月にはロザリオの集いもあるので、ロザリオについても話した方が良いのかな・・・。
というわけで、教材用のロザリオを作ってみた。
少し玉も部品も大き目で、説明しやすいように「主の祈り」の所だけ赤い玉にした。
授業が成功するかどうかはともかく、デザインは良いと思う。
Sr.ぱうろ
- 祈
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大異動
- 2009/04/04(土) 09:18:23
新年度を迎え、共同体のメンバーも入れ替わった。
10人のメンバーのうち3月末から加わった人が4人も居るので、
かなり大異動の方だと思う。
加わった人が居れば、去っていった人も居る。
二人は他の支部へ。
志願者はめでたく着衣して修練院へ。
所詮、修道会内の異動だから、何かの機会にはまた会えるのだけれど、
一年以上ご一緒した同志と離れるのは淋しいものがある。
今回はまた老シスターによる感動のお別れシーンがあって泣かされた。
一人のシスターが出発する時、なぜかピアノを弾いていたのだ。
「どうしたんですか?」と私。
「お別れするから記念に弾いて下さってるのよ・・・」
出発を控えたシスターが感激のあまり目を潤ませて言う。
そのシスターを迎えに来られた新任地のシスターもつられて目を潤ませている。
私までつられて涙ぐんでしまった。
私が異動する時も、この老シスターはこんな風になごりを惜しんで下さるだろうか。
下さるといいな。
それには、まだまだ元気で長生きして頂かなくては。
Sr.ぱうろ
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