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花と小鳥

  • 2009/03/30(月) 10:59:24

桜と小鳥
桜が咲き始めて一週間くらいになるのか、修道院の桜も五分咲きくらいになっている。
まだ肌寒いものの、日差しの明るさにも春を感じる毎日。
冬とは違う意味で起きるのが辛い!
(冬の場合→http://josephosaka.blog111.fc2.com/blog-entry-201.html)

春眠暁ヲ覚エズ
処々ニ啼鳥ヲ聞ク・・・ 

毎朝、ミサのために桜の木の横を通る。
「春だなあ・・・。眠いはずだぁ・・・。」
すると、どこかから鳥の鳴き声が聞こえてきて、
高校時代に習ったこの漢詩を思い出すのだ。

この前の梅見以来、私は「花咲く木にとまる小鳥」という構図が気に入っているので、(梅と小鳥→http://josephosaka.blog111.fc2.com/blog-entry-231.html)
今回は修道院の桜にとまる小鳥を撮影。
桜が咲くと色々な小鳥が密を吸いにやってくる。
そのたびに花びらが散るので、良いような悪いようなだけれど、小鳥の姿って可愛らしい。

食堂の窓からも色々な小鳥や花が見える。
我が家の長老さまが絶えず監視していて、皆に蕾の成長や開花、鳥の来訪を告げて下さる。

「ほら、見て見て。あのような鳥!珍しいわねえ。
神様は素敵なものをお造りになるのねえ・・・。」

その長老さまを絶えず拝見しているため、私たちも花や鳥に敏感になってしまった。
50年後もしたら、私もあんな老シスターになっているのかもしれない。

Sr.ぱうろ