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修練準備

  • 2009/02/19(木) 08:48:00

着衣式(修練に入る前に修道服を着る式)を前にした志願者がベールを縫い始めた。
我が家のベールは本体とひさし(プラスチックの板を白い布でくるんだもの。布張りのカチューシャといった感じ)で出来ている。
修練期の前には自力でこれらを作らなければならない。
結構厄介な仕事だ。
縫い物の得意な人は楽しいらしいが、苦手な者にとっては修練期最初の試練となる。
ベールは四角い布を半分に折って二箇所を糸で留めただけという簡単な構造だが、それでも私には悪い夢のようだった。

修練者のベールは白い。花嫁の白。
これを見る人が見れば、すぐに修練者だと分かる。
ベールを被り、修道服を着ることによって己の立場を自覚する。
ベール作りは、花嫁衣裳を自作するようなものだ。
裁縫が辛くない人にはときめく時間らしい。
私は手縫いもミシンも下手なので、上手なシスターに手取り足取り指導して頂き、やっと仕上げた。
こんなに下手な私でも忍耐強く付き合って下さるのだから、やりとげなければ・・・と必死の思いだった。
しかし、出来上がったベールを被って鏡を見た私は、給食のおばさんを思い出したのだった。

ノビス

Sr.ぱうろ