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読書の秋Ⅱ

  • 2008/10/08(水) 08:12:51

夏休みのはじめから先週までがんばって読んだ一冊
小説聖書 旧約篇』ウォルター・ワンゲリン著 徳間書店
『小説聖書』は他に「新約篇」「使徒行伝」があって、何故か聖書の順番に逆行して使徒行伝から読み始めた。
今回、旧約篇を読んだので全部制覇したことになる。

でも、どれも長編のため、なかなか読み終わらなかった。
はじめに読んだ使徒行伝はある教会のバザーで入手したのだが、自分の蔵書になったことが災いして読み終わるまでに何ヶ月もかかってしまった。(いつでも読めると思って油断した)
でも、このシリーズは聖書を理解するのにかなりお薦め!
膨大さを補って余りある内容の濃さだから。

登場人物の一人ひとりが聖書に忠実に肉付けされていて、歴史的背景や当時の風俗習慣なども丁寧に描かれている。
それもそのはず著者のワンゲリンさんは神学者でもあるそうだ。
おかげで、どのシーンもすっごくリアル。
パウロなんてかなり私のイメージ通りだったし、聖書に書かれていないフィクションの部分も「いかにもありそう」で無理がない。
旧約篇には預言者たちのエピソードも描かれていて、それこそ聖書には書いてない場面だらけなのに、聖書本文の巧みな引用のおかげで説得力がある。
ほとんど名前しか出てこない(どんな人なのか詳しくは分からない)人物も、この小説の中ではいかにもそうであったような人格が与えられて、生き生きと動き回っていた。
特に使徒行伝に出てくるプリスカさんなんて、とても魅力的。
小説とはいえ、なかなか勉強にもなるので、長編でも大丈夫な方は是非どれからでも読んでみましょう。

Sr.ぱうろ