衣替え

  • 2008/09/30(火) 09:37:47

明日から10月。
私たちも衣替え。
修道服は夏も冬も同じ形なので、洋服ダンスの中には同じ形で生地だけ違う服がいくつも並んでいる。
ちょっとマンガチックな光景だ。
それにしてもよく出来たもので、衣替えが近づくなり涼しくなった。
というわけで、このような夏服から、
夏服
右上のプロフィールのような服に衣替えする。
服は薄いグレーから濃いグレーに。
ベールはグレーから黒に変更。

ちなみにプロフィールの画像は普段着ている活動着というもので、
冠婚葬祭のときには黒い正装を着る。
冬服
冬はこの生地が一番暖かいので、普段でも黒を着ているシスターも居る。
でも全身まっ黒はちょっと怖い。
子供が怖がったりするので、今のような色違いが出来たらしい。
以前、外で、あるシスターを見たどこかの母さんが、
「あれは悪魔よ。近くに行っちゃだめよ。」と子供に囁いたという。
・・・ショック・・・!
でもそのシスターは、同じく子連れの他のお母さんに
「ほら見て、お姫さまよ。」なんて囁かれたこともあるそうだ。
お母さんたちの想像力って、すごい・・・。

Sr.ぱうろ

読書の秋

  • 2008/09/29(月) 16:46:59

大学の先生が
「これ一時間で読めますよ。」とちょっと強引に貸して下さった本。

酒井俊弘著
雇われ羊飼いの言いたい放題
教友社

オプス・デイの酒井俊弘神父さまの説教集で、キャッチコピーがなにしろすごい。

「神父さまのお説教、眠れません!」

私は一時間では読み終わらなかったけど、とても良い本なのでご紹介したい。
宝塚教会のミサでされた説教集なのだけど、親しみやすい関西弁と様々なアイディアを駆使したお説教は、大変わかりやすい。
説教なのに寸劇あり、実験あり、クイズあり。
こんなに色々なことをされちゃあ、確かに眠れないよね・・・
という説教離れ(?)した演出が次々に登場する。
内容もなかなかのもので、秘蹟や免償についてなど、信仰生活の上で役に立つ知識が満載。

「知らなかった・・・(読んで良かった)!」

と思わず唸ってしまうような話もいっぱいで、読書の秋に一押しの一冊。

Sr.ぱうろ

お国自慢

  • 2008/09/25(木) 09:44:58

お国自慢
ひそかに帰省していたこの5日間。
私の出身地は神奈川県鎌倉市。
せっかく年に一度の帰省なので友人と鎌倉散歩をした。

私のお気に入りの場所は瑞泉寺
別名「花の寺」と呼ばれていて、一年中何かの花が楽しめる。
今は彼岸花の季節で赤いのも白いのもいっぱい咲いていた。
花のほかには「どこも苦地蔵」という地蔵菩薩がある。
地蔵好きの私としては外せないスポット。
昔、貧しさに苦しんでいた堂守が別の土地に移ろうと考えた所、
この地蔵が夢に現われて「どこも、どこも」とおっしゃった。
偉いお坊さんに意味を尋ねると
「どこに行っても苦しいのは同じ。逃げるだけの人生ではいけませんよ。」
といったようなお諭しを頂いたとか。
なんとも心に響く話である。
悲しい出来事満載の世界を見るにつけ、脱走したくなる私としては、
「どこも苦地蔵尊」の言葉を肝に銘じたい。

もうひとつ鎌倉には雪ノ下カトリック教会という巡礼スポットがある。
観光地のど真ん中にあって、いかにも「教会です!」といった建物なので、
立ち寄る人も多いと思う。
ここで見つけた素敵なもの。
ひとつ100円の手芸品。
手芸品
代金はマザー・テレサの会などに送られて、貧しい子どもたちのために使われるらしい。
なかなか良いアイディア。
ここなら通りすがりの観光客(私とか)も協力してくれるだろう。

Sr.ぱうろ

忘れられないマンガⅡ・・・平和の作り方

  • 2008/09/16(火) 15:43:29

昨日の記事の続きじゃないけれど、忘れられないマンガがある。
以前、勤めていた会社にはマンガ好きの社員がたくさん居て、
それぞれが分担を決めてマンガ雑誌を買っていた。
私は「少年マガジン」担当だった。
少年マガジンには、ときどき実話を読み切りか二話完結くらいで描いてる三枝義浩さんという方がいらっしゃる。
テーマは医療とか戦争とかいう深刻なものばかりなので、最初は敬遠していたのだが、ある作品が素晴らしく感動的で忘れられない。

それは戦地で知り合った若い日本兵と米兵の友情の物語。
ネット検索したら「語り継がれる戦争の記憶 1」という単行本で読めるらしい。
ある若い日本兵が同じ年頃の捕虜を使って働くことになる。
一緒に過ごしているうちに二人は敵味方を超えて親しくなり、いつか戦争が終わったらお互いの家に遊びに行こうなどと語り合う。
けれども米兵は移動中に味方である米軍の爆弾に当たって死んでしまう。
日本人の方は生き延びて平穏に暮らしていたが、あるとき亡くなった米兵が夢枕に立った。
その日から彼は自分が戦地で見聞きしたことを伝えるために、記憶をたどって絵を描きはじめる・・・。

とにかく友情を育むふたりの姿が感動的で涙なしには読めない。
それにこの物語は「平和の作り方」についてヒントをくれているような気がする。
国と国はいがみ合っていても、個人と個人は友達になれる。
相手の国籍や宗教、職業、立場が敵同士だとしても、そのようなもの全部をとりのぞき、ただの一個人として向き合ったら、実は仲良しになれることがある。
個人と個人が親しくなると、お互いに相手の国や宗教についても敬意を抱けるようになる。
この作品のふたりがお互いを通して相手の国への敵対心を無くしていったように。

Sr.ぱうろ

平和をつくる人は幸い・・・

  • 2008/09/15(月) 16:47:48

9/13~15日まで、大阪で「カトリック正義と平和協議会」の全国大会が行われた。
初めの二日間は会場が聖トマス大学。
三日目はカテドラル。
せっかく近くで行われるので、14,15日だけ参加した。
二日目は基調講演と分化会でみっちりお勉強。
全国からたくさんの人が集まっていて驚いたのと、
思いがけずたくさんの知人(主にシスター)と再会出来たので楽しかった。
三日目はカテドラルで締めのミサと交流会。
我が百合学院の生徒たちもボランティアや出し物(歌と踊り)でがんばっていた。
その会場で見つけたのがこのお茶。
百合の生徒が販売していたので協力したのだけど、
9条世界会議のマスコットがなんだか可愛い・・・。
そんなわけで、お土産として持ち帰り。

お茶

Sr.ぱうろ

おばあちゃんセラピー

  • 2008/09/13(土) 14:18:54

明後日は敬老の日。
私は高齢のシスターが好きだ。
おばあちゃんシスターの周囲には、まったりと温かな空気が漂っている。

例えば、長いこと寝たきりのシスターKのお見舞いに行く。
ご機嫌の良い時は、天使のように無邪気でとろけるような笑顔を見せて下さる。
「シスターこんにちは。お加減いかがですか。」と声をかけると、
「あなた、Aさん?」
(Aさんという方は大先輩のシスターで、私とは体格も年齢も声もまるで違う。
共通点は丸顔でメガネをかけていることくらい。)
「ごめんなさい。Aさんじゃないです。」という私のことは、すっかり無視。
「私、Aさんにはとってもお世話になったの・・・。」と泣きそうな顔で想い出に浸るシスターK。
でも、そこには計算も我欲も無くて、何だかほっとしてしまう。
イエス様の言われる「幼子のよう・・・」ってこんな感じかな。
365日介護をしているシスターの労苦を考えると、
癒されてばかりもいられないのだが、あの笑顔は本当にすてき。

そして、同じ修道院に住んでいる元気な90代、シスターHは、
食堂のテーブルに目新しい植物を飾ると一日中同じ言葉で喜んで下さる。
昨日、風船かずらを飾ったら、食事のたびに
「見て、このようなもの。かわいいわねえ。」を繰り返された。
そして目を見開いて眺めたり、手を伸ばして触ったりされる。
この姿見たさに、シスターの真ん前に花を飾ってしまう私。
おばあちゃんはおもちゃじゃありませんよ!

Sr.ぱうろ

言ってるそばから

  • 2008/09/11(木) 09:02:22

今朝、ルコウ草(留紅草)の最初の花が開花。
苗を頂いてからたった二週間でちゃんと咲いてくれた。
赤い星のような小さなこの花に言いたい。

「うちに来てくれて、咲いてくれてありがとう。」

ルコウ草

Sr.ぱうろ

風船かずら

  • 2008/09/10(水) 15:09:09

ついに我がベランダの風船かずらが鈴なりになった。
今年は種を蒔かなかったのに、去年こぼれた種から立派な蔓が延びて、はるかな空(!)を目指している。
夏のはじめに書いた記事に、風船かずらの花言葉を寄せて下さった方がいらした。
その言葉「あなたとともに」の通り、今の私は風船に囲まれている。
今年は蔓植物に縁があって、他にも時計草やルコウ草の苗を頂いた。
(自分で買ったり蒔いたりしたものは一つもない)
それが、どれもこれもすごい生命力で、どんどん育っている。
8月末に頂いたルコウ草なんて、あっという間に添え木より長く伸びて、もう蕾がスタンバイしている。

いったい誰に似たのだろう・・・???

黙想中、祈りの家ではこういう蔓植物を花瓶から垂らして飾っていて、
なかなかオシャレな感じだったので、私も真似してみようと思う。
花瓶から風船かずらが伸びていたら、きっとかわいらしいに違いない。

かずら

Sr.ぱうろ

遠足

  • 2008/09/08(月) 09:52:38

昨日はもう一人のシスターと連れだって京都に遠足に行った。
目指すは貴船神社
夏も涼しいという噂を聞いたのと水に縁があるということで興味があった。
途中、鞍馬寺からのハイキングコースを歩いて汗だくになってしまい、
(思いがけず山歩きをして足も筋肉痛)結局涼しくはなかったのだが、
確かに水に関連のある面白いものが色々ある。
まずは湧き水。
神社のホームページによると貴船神社の御神水は日本のルルドだとか。
湧き水を汲むための容器も販売されていた。
そして水に浮かべると文字が浮き出るおみくじ
是非見てみたい!という同行者の願いにより、二人で一枚を引いてみた。
結果「小吉」
吉とはいえ個別の内容は少々難アリ。

はるか昔、(まだ洗礼を受ける前)
このように水に浮かべて文字が浮き出るおみくじを、
松江の八重垣神社で体験したことがある。
このおみくじのことは、かの小泉八雲もどこかに書いているらしい。
なんと今時はネット上でもおみくじができる⇒
八重垣神社の一番の御利益は「縁結び」
その時、私が引いたおみくじには
大吉の縁で結ばれる
と書いてあった。
そして○年後・・・。
イエス様と結ばれた私は大吉???

本日の記事にはあちこち、リンクが張ってあります。
下線つきの文字をクリックすると詳しい情報が見られますよ。


Sr.ぱうろ

教育実習の思い出

  • 2008/09/05(金) 08:50:17

従姉妹の子がもうすぐ高校受験なので、
百合学院をお薦めしようとホームページを覗いていたら、
今となっては懐かしい教育実習の1コマが紹介されていた。
(詳しくは百合学院中高のホームページ「ゆりっこ通信」の5~6月をご覧下さい)

実習中は右往左往するばかりで、
「三週間でもこんなに大変なのにずっと先生だなんてすごいなあ。」
と、本職の先生方を尊敬の眼差しで見上げる毎日だった。
その中で、わいわいと楽しかったのは他の実習生との団欒。
卒業生の先生としゃべっていて印象に残った台詞がこれ。

「在学中はシスターって天使のように清らかで、
私達とは違う特別な人だと思っていたから近寄り難かったけれど、
シスター(私のこと)は普通の人ですね。」


親しみやすいと褒められているようでもあるけれど、
「夢を壊してごめんなさい」という気分にもなった。
もう少し天使になった方がよいのかも・・・!?

Sr.ぱうろ

太陽

  • 2008/09/02(火) 10:03:33

聖堂の座布団カバー8枚を洗濯したついでに、
座布団本体も屋上に干すことにした。
大きなものを洗濯したり、布団を干すたびに思うけど、
本当に太陽ってすごい!
ただそこに出すだけで、洗濯ものも乾かすし、布団もふかふかにしてくれる。
しかもタダ!
太陽のおかげで植物だって育つ。
その上、毎日忘れずサボらず、雨の日も晴れの日も昇って来てくれる。

イエス様はおっしゃった。
「父は悪人に善人にも太陽を昇らせ、正しい者にも正しくない者にも雨を降らせて下さる。」(マタイによる福音書5.45)

そうそう、私たちが良い子の日だけでなく、悪い子の日にも、やっぱり太陽は昇る。
「君が悪いことをしたから、今日は出ないよ。」なんて言わないのだ。
太陽って本当に優しいし素晴らしい。
でも太陽を創られた神様はもっと優しくて素晴らしい。

(ただし出エジプト記10章22~23節には、エジプト全土が真っ暗闇なのにイスラエル人の所にだけ光があった三日間が記されています。)

Sr.ぱうろ