いのちのスープ

  • 2014/07/12(土) 15:38:21

今日は修道院で辰巳芳子さんのドキュメンタリー映画
「天のしずく 辰巳芳子 いのちのスープ」を見た。
料理研究家で作家の辰巳さんがスープにこだわるのは、
亡くなったお父様が病気になった時、
嚥下障害があっても食べられる料理だったからだという。

映画の中には素材の良さを活かし、
丁寧に心をこめて調理されたスープが次々と登場する。
たくさんの人が辰巳さんのもとでスープ作りを習い、
ホスピスや被災地などに温かくておいしいスープを運んでゆく。

映画の中には美しい自然の風景や農作物、
辰巳家の庭の木々なども映し出された。
辰巳さんの考えに賛同して有機野菜を提供する農家の方々、
日本の土を集めて作品にする芸術家。
一人の活動がたくさんの人を引き寄せ、
さらにたくさんの人を幸せにしてゆく。

ふと聖書のことばを思い出した。
「天の国はからしだねに似ている。
どんな種よりも小さいのに成長するとどの野菜よりも大きくなり、
空の鳥が来て枝に巣を作るほどの木になる。」
(マタイ13章31~32節他)

あのスープ・・・おいしそうだったなあ。
いつか作ってみよう。



Sr.ぱうろ

豊作

  • 2012/11/08(木) 17:01:33

干し柿
今年は院内の柿が豊作。
他にもあちこちから頂き物があったので、
甘い柿はデザートに、渋い柿は干し柿になった。

天気の良い日、
緑の庭を背景に行列する干し柿は、
目にも鮮やか。

Sr.ぱうろ

久しぶりに

  • 2012/10/20(土) 14:57:44

三週間ぶりに台所に立ち、最初に作ったもの。

酢漬け

紫キャベツと蕪の甘酢漬け。

もう10年以上前の「きょうの料理」に掲載されていた。
テキストでは紫キャベツとカリフラワーだったが、
白っぽい野菜なら他にも色々入れられると思う。
紫キャベツから出る色素で鮮やかなピンク色に染まる。

紫キャベツは不思議だ。
最初は名前の通り紫色だが、
茹でると色が抜け、
くすんで色あせたような青紫になる。
それが酢の中に入れると写真のような赤紫に。

だから、この料理は理科の実験みたいで面白い。
(しかも簡単)

①ざく切りにした紫キャベツを熱湯の中で5分茹でる。
一緒に入れる野菜も硬さに応じて茹でる。
(蕪はすぐに柔らかくなるので1分だけ茹でた。
もしかしたら茹でなくても良いかも?)

②酢と砂糖は1:1の割合、それに塩少々を加えたもので、
①を漬ける。

白い野菜がきれいな色に染まったら完成。
作り置きが出来るし、お弁当にも便利。

Sr.ぱうろ

恵方巻き

  • 2012/02/04(土) 20:43:08

昨日は節分だったので夕食に「恵方巻き」が出た。
私が初めて恵方巻きを見たのは、
忘れもしない8年前の節分の日。
その日は入会の決意を固めて箕面の本部修道院を訪問していた。
夕食のテーブルについてびっくり。
切れていない丸のままの太巻き寿司が、
どーんと皿に乗せられている。

どうやって食べるの?
どうやって食べるの?
どうやって食べるの?

ただでさえ緊張しているのに、
この謎の料理の登場に私の頭は完全にパニック状態。

この時は他のシスターたちも似たような状態だったらしい。
誰かが果物ナイフで切り始めたので、
私もそれに倣った。
他の誰かが
「○○が恵みの方角なんですって。
そっちを向いて食べるらしいわよ。」

恵みの方角???

私には気学の知識があったので、
これは恵方のことだと気がついたが、
そちらを向いて食事をするという習慣は初耳だった。

関西では節分に恵方を向いて、
太巻きを丸かぶりする習慣があると知ったのは、それからかなり後。
今では切れていない太巻きを見てもうろたえないが、
丸かぶりを全う(?)したことはまだ無い。

昨日は海苔がうまく噛み切れず、
結局ナイフで切って食べることにした。
高齢のシスターたちは
「喉に詰まらせたらいけないから切った方がいいわよ」と言われていた。

福を呼ぶのもけっこう難しい。

Sr.ぱうろ

ひなあられ

  • 2012/01/28(土) 17:24:29

もう一月も終わり。
来週は節分、そして一ヶ月後にはひなまつり。
小学校の学童保育は年中行事に敏感だ。
おやつの準備をする身としては、
こんな時にはそれらしいものを仕入れるようにしている。

来週は豆のお菓子。
バレンタインデーの週にはハート形のパイやマシュマロ。
チョコレート味のビスケットなど。
(チョコレートそのものは、食べられない子も居るので出さない)
そしてひな祭りには…。

私は関東の人間だ。
関西に移住して8年になるが、
この間、東西の文化や言葉の違いを何度か発見した。
餅が丸いことや、
エスカレーターの立ち位置が左右逆なことは気にならない。
でもやっぱり関東の方がいいなあ…と思うことが一つだけある。

それは「ひなあられ」

関東のあられは「米」そのもの。
乾いた米に色とりどりの砂糖をまぶしてある。
その中に大粒の丸いあられや豆が少し混じっている。
一方、関西のあられは名前の通りの「あられ」で塩味orしょうゆ味。
初めてこの甘くない「ひなあられ」に出会ったときは、
少なからずショックを受けた。

この季節になるたびに、
百合の子たちにも関東風ひなあられを紹介したくなる。
同じひなあられでも、地方によって色々ある。
日本は小さな国だけど、色々な文化がある。
そんなことをおいしく発見して欲しい。

ちなみに近隣のスーパーや菓子店で、
関東風のひなあられを見たことはない。
取り寄せてまで出すかどうか…。
難しいところだ。

Sr.ぱうろ