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図書館

  • 2012/06/28(木) 10:01:56

久しぶりに母校、聖トマス大学の図書館に行ってみた。
歩いて5分の近さだけれど、
大学図書館ゆえ土日は休み。
外で働いているとなかなか行く機会が無い。
今年は平日も時間を作りやすいので、
出来るだけ利用したいと思う。

キリスト教関連の資料が一番充実していると思うが、
料理の本や小説、絵本なども色々ある。
今回はドイツの童話と料理の本、
教会の写真集、天路歴程の絵本を借りてきた。

図書館には静かでゆるやかな時間が流れている。
学生として通っていた時も、聴講生だった時も、
この雰囲気が好きだった。
今回はとても久しぶりだったせいか、
職員の方々にも懐かしげに声をかけられて嬉しかった。

ちなみにこの図書館は、
学生、卒業生でなくても、登録すれば利用出来る。

Sr.ぱうろ

卒業論文

  • 2009/02/08(日) 13:02:19

ついに大学での勉強が終了した。
卒業論文の口頭試問も無事に終わり、後は成績発表と卒業式を待つばかり。
とてもありがたい二年間を過ごさせて頂いた。

卒業論文は必修では無かったから、実は途中で投げ出したくなることもあった。
書き終えることが出来たのは、几帳面で厳しいけれど愛情深い指導教官に恵まれたおかげ。
なにしろ厳しいから、教育実習を見に来られた日には緊張のあまり硬直してしまったが、的確な指導のおかげで、その後の授業は格段に良くなった。
(教育実習時も卒論の指導教官が検分に来ることになっている。)

良薬は口に苦し。

それまでに散々しぼられていたお陰で、卒論の口頭試問は和やかに終わった。
ちなみにテーマは「修道生活」
自分自身の存在を問うテーマだったりする。
調べたことで印象に残ったのは
「修道者は『であること』が『すること』に優先する」という言葉。
何をする、しないという以上に修道者として存在することが重要だ・・・といったような意味。
私たちの創立者である田口枢機卿さまの言葉が今まで以上に心に染みた。

仕事は何もできなくてもいいから、いい修道者になってほしい。

Sr.ぱうろ

模擬授業その2

  • 2008/12/25(木) 15:09:07

宗教科教育法では受講生が交代で模擬授業をする。
毎回、参加者の個性溢れる授業を楽しむことが出来、勉強になる。
で、実感したことがこれ。

どんな巧みな説明よりも、実物の方が強い。

ある受講生(他の教科では現役の先生)は、からしだねの実物と、成長後の姿がわかる図鑑を持って来られた。
「天の国はからしだねにたとえられる・・・」のからしだね。
本物を見て「なるほど」と納得する。
また、ある受講生は「悪い挨拶の例」を実演して見せて下さった。
これも一目瞭然。

クリスマスが来て、いまさらのように思う。
イエス様は神の実物だと。
どんな巧みな言葉で神を語られるより、神そのものを見せられたほうがよくわかる。
生まれてくるなり貧しい羊飼いを招き、外国人博士からの贈り物を受ける。
人種差別も貧富の差も超えたイエスの生き様、言葉、行動・・・。
全存在で神を語る人間イエスは、今日お生まれになった。

Sr.ぱうろ

模擬授業

  • 2008/12/23(火) 14:02:54

昨日で今年の授業は終わった。
最後の最後に残った私の難題
「模擬授業」(各教科の教育法で、学生がする授業)も終わった。
私は授業をするのが苦手だ。
ものすごーくプレッシャーを感じる。
所詮、自分の能力以上のことは出来ないのに妙に緊張してしまう。
もしかすると選んだテーマもまずかったかもしれない。
「聖人、偉人について」というテーマで、
私が選んだのはこの人。

聖ヨゼフ

いつかはやらねばと思っていた私たちのお父さん。
無口で真面目で、でも掟破りの人。
自分の知らないうちに身ごもってしまった婚約者は、
イスラエルの律法によれば石打の刑である。
しかし、彼は律法よりも母子の命を優先した。
天使の呼びかけに答えて聖母子を守り通したヨゼフ。
起きてすぐに旅立つその姿は、機敏で行動力に溢れている。
そんな重要人物なのに、聖書の中にヨゼフの台詞はひとつもない。
どこまでも控えめな名脇役なのである。

授業の最後にヨゼフを一言で表現するなら・・・という質問をした。
参加者の答えは次の通り。

信頼と応答
縁の下の力持ち

プロジェクトXに出られる人
無口
イエスとマリアを守った人

クリスマスの聖劇には外せない人ヨゼフ。
明日は彼の晴れ舞台でもある。

Sr.ぱうろ

大学内探検

  • 2008/12/12(金) 20:38:44

志願期に聴講をさせて頂いてから今日まで、聖トマス大学(旧英知大学)に足を踏み入れない年はなかった。
もう五年も通っている大学だけど、今さら発見したことや、立ち寄ったことの無かった場所も結構ある。
五年目にしてはじめて研究室にお邪魔し(卒論の指導を受けるため)、音楽室に入り、図書館に購入リクエストをお願いした。
そして最近もいろいろな発見をした。

①大学名入りラガールカード(関西地区の私鉄に乗れる)
②同じく図書カード
③火曜日だけ開く喫茶室

①と②は旧名の英知大学なのだが、母校のカードだと思うとちょっとうれしい。

テガールカード

③はサピエンチアタワーの8階にあって、卒業生の方が最近始めたらしい。
飲み物は全品200円。
チーズケーキやマフィンなどもお手頃価格で、眺望が素敵。
毎週火曜日の11:00から17:00まで営業されている。

喫茶店

思うに、学校って、小学校のトイレの花子さんから始まって大学に至るまで、一つくらいはミステリーな場所があるように思う。
私の母校(中学・高校)には、古い図書室の奥に、使われていない謎のトイレがあった。
知っている人はほとんど居なくて、クラスメートが大発見を喜んでいた。

Sr.ぱうろ