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世界病者の日
- 2011/02/11(金) 20:58:30
今日から三連休。
建国記念日の今日は、カトリック教会では「ルルドの聖母」の日。
ルルドに聖母が御出現になった日で、世界病者の日となっている。
聖ベルナデッタが聖母に言われた通り土を掘ると、
そこから水が湧き出てきた。
その水は多くの病人に癒しの奇跡を与えている。
三連休で時間があるので、
ガラシア病院に入院中の姉妹たちを見舞うことにした。
私の住んでいる園田からは電車やバスを乗り継いで一時間ちょっとかかる。
声をかけても「あー」と言ったきり、
私の存在を気にも留めず眠り続けるシスターM。
病人とは思えない元気さで話始めたら止まらないシスターS。
老健では二人のシスターがお風呂上がりのさっぱりした顔で待っていた。
シスターIはショールの毛糸を、まるでロザリオを繰るようにいじくっている。
「お祈りをよろしくお願いします」と言うと、力強い表情になった。
二年間同じ共同体に居たシスターRは、私を見て
「おや、懐かしいねえ」と歓声をあげて下さるのだが、
「私の名前、分かります?」と聞くと
「名前、時々忘れるのよぉ」とお茶目な笑顔で返された。
私の名前は時々というより、ほとんど忘れられている。
でも顔を覚えられているだけでもありがたい。
朝からの雪で窓の外はすっかり別世界。
雪化粧をした木々がとても美しかった。
Sr.ぱうろ
- 祈
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この記事に対するコメント
夫の母は、夫が25歳の時に、倒れてからずっと寝たきりで、三年前に亡くなりましたが、一人っ子の夫の顔は忘れませんでしたが、最後の方は、弟だと思いこんでいました。
当然、私は弟のお嫁さんの名前で呼ばれていました
不思議なことに娘達の名前も顔も間違ったことはありません。。
かわいそうな象。
絵もレトロで、余計に泣けてきますよね
私もよみきかせボランティアで、修学旅行シーズンに広島に行く六年生にあわせて、全学年にイロイロ読みます
似たような話で
俺は、なにわのライオンだ。を読んだり、
広島の 怒り地蔵、戦争で死んだ兵士のこと、地雷でなく花をください等、戦争の話はたくさんありますが、どれも悲しい話です
夏の戦争の話、1月の震災の話は、心が痛みます
小さな一年生の男の子が
おばちゃん、僕、恐竜の話が好きやねん!と言ったので
そっかあ、今回は戦争の話だから、次は恐竜の絵本、選ぶね!
と答えたら
恐竜って戦争で死んだんやろ!と言われ
あ、それは、ちょっと違うなあ。。と説明しながら
まだ無邪気でかわいいな。と思いました
Re: パンダぷりんさま
> 夫の母は、夫が25歳の時に、倒れてからずっと寝たきりで、三年前に亡くなりましたが、一人っ子の夫の顔は忘れませんでしたが、最後の方は、弟だと思いこんでいました。
うーん、さすがと言うのか、やっぱりと言うのか…。
認知症のシスターたちも、お付き合いの長い人や、
若い頃に御一緒した人の名前は結構覚えているようです。
でも、あるシスターは実のお母さんが自分のことを分かってくれないと嘆いていました。
> かわいそうな象。
> 絵もレトロで、余計に泣けてきますよね
そうなんです!
飼育員が涙を浮かべている絵なんて、もう脳裏に焼き付いてダメです!
> 小さな一年生の男の子が
> おばちゃん、僕、恐竜の話が好きやねん!と言ったので
> そっかあ、今回は戦争の話だから、次は恐竜の絵本、選ぶね!
> と答えたら
> 恐竜って戦争で死んだんやろ!と言われ
> あ、それは、ちょっと違うなあ。。と説明しながら
> まだ無邪気でかわいいな。と思いました
\(^0^)/ホントですね。
でも恐竜も戦争に巻き込まれたら死んでしまうかもしれませんね。