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映画の秋

  • 2018/11/18(日) 11:58:35

先月から読書ならぬ映画の秋を過ごしている。
樹木 希林さんの遺作「日々是好日」
大杉漣さんの遺作「教誨師」
そして「パウロ~愛と赦しの物語~」

「教誨師」は死刑囚によりそう牧師が主人公。
いつ訪れるか分からないその日まで、
様々な葛藤を抱え、孤独のうちに生きている受刑者たちの話を聴く。
6人の受刑者は年齢も性格もまちまちで一筋縄ではいかない。
「どうしてこんな良い人が・・・」という受刑者も居れば、
さっぱり反省の色もない受刑者も居る。
忍耐と包容力が大いに必要な大変な仕事だ。


一方「パウロ」では孤児や未亡人などの、
弱い立場の人々によりそうキリスト教徒の姿が描かれていた。
この映画の主人公は福音記者であり「使徒言行録」を書いたルカで、
牢獄にありながらキリスト教徒たちの支えとなっているパウロを描いているのだが、
その彼らの背後に居るアキラとプリスカの夫婦が良かった。
この二人の名前は聖書にもたびたび出てくる。
パウロと同じテント職人で、命がけでパウロを助けたことがあると。

映画ではプリスカが皆のお母さん的な役割を担っていた。
「この絶望の街で私たちは唯一の光」という彼女のセリフが心に残っている。
弱肉強食の社会にあって、
キリスト教徒の生き方はローマ人の目には奇異なものに映る。
孤児を引き取り、未亡人を支援し、病人を見舞う。
社会的弱者にとっての「光」となる。

今日は「貧しい人のための世界祈願日」
貧しさにも色々ある。
弱い立場の人々に寄り添う姿を描いた二つの映画に
キリスト者のあるべき生き方について考えさせられた。

一日黙想会のご案内

  • 2018/11/11(日) 11:26:00

修道院で静かな祈りのひとときを過ごしてみませんか。

◆日時・場所 12月8日(土) 10:20~14:45
        大阪聖ヨゼフ宣教修道女会 本部祈りの家

◆内容 : 御聖体の前で静かに祈り、みことばを味わいます。
          ( 簡単な昼食をご用意いたします。)

◆対象  : 静かに祈りたい独身女性(40代まで)

◆参加費 : 500円

◆申込、問い合わせ先:Sr.池田妙子 (大阪聖ヨゼフ宣教修道女会 修練院)
                                      ℡072-728-8925

ご希望の方は開催日の一週間前までにお申し込みください。

さらに巡礼

  • 2018/11/02(金) 21:03:46

今年最後(多分)の巡礼は堺。
今年は大阪教区再宣教150周年という記念の年。
禁教令が解かれて再びカトリックの宣教が始まってから150年ということ。
教区内のいくつかの教会が巡礼指定教会となっていて、
私たちの共同体では、その中のどこかに行きましょう!ということになった。

私たちのグループは堺教会を選んだ。
まず堺というのは、こんなときでも無ければ行く機会が無い。
少なくとも私たちのグループでは誰も行ったことが無かった。
加えて堺といえば「千利休」である。
利休の弟子には、高山右近
蒲生氏郷といった切支丹大名がおり、細川ガラシアの夫である忠興も居る。
茶道の作法はカトリックのミサから影響を受けたという説もあり、
決して私たちと無縁な人物ではない。
私自身が長年、裏千家の茶道を習っていたので、
いつか行ってみたい土地だった。

事前に調べたところ、堺の見所は実に多彩で、
堺出身の著名人には与謝野晶子もおり、
刃物、香、とろろこんぶなどの伝統産業もあり、
仁徳天皇陵をはじめとする古墳が多数点在している。

・・・というわけで、こんなコースを計画。

堺教会→市役所(展望ロビーから仁徳天皇陵が見える)→
利晶の社(利休と与謝野晶子について学べる)→利休屋敷跡
→ザビエル公園→堺伝統工芸館

堺教会は94年もの歴史があるそうで、
聖堂内は美しいモザイクで彩られ、一見の価値あり。
利晶の社では立礼(りゅうれい)の席で抹茶をいただき、
憧れの利休屋敷跡に立った。
残念ながら時間が押してしまったので、ザビエル公園は横を通るだけにして、
最後に伝統工芸館で堺の物産を眺めてきた。

ザビエルについては利晶の社でも紹介されている。
コースの中にあるザビエル公園というのは、ある豪商の屋敷跡だそうで、
その豪商がザビエルを手暑くもてなしたことから、この名前がついたそう。

他にも堺には古い商家や利休ゆかりの寺院など、
様々な見所があるようなので、いつか再訪したいと思う。

千提寺巡礼

  • 2018/10/23(火) 20:28:45

このところ巡礼づいている。
昨年の秋に高山右近ゆかりの地である小豆島に行き、
今年の春は創立者生誕の地である長崎に行った。
そしてこの秋は千提寺(せんだいじ)と堺である。

まずは千提寺。
ここは我が家から車で20~30分の近場。
大阪府茨木市にある。
山深い地形で、交通の便は決して良くないが、
かつて高山右近の領地であった縁から切支丹が多く、
代々遺物を守ってきたお宅が何軒かあるらしい。

歴史の教科書にはつきものの「フランシスコザビエル像」
あの絵は、ここ千提寺の民家でひっそりと守られていたという。
他にも珍しい天使の絵や、両腕が外れるように細工された磔刑像など、
貴重な遺物がたくさん発見された。
秘密を守るために遺物の存在は代々その家の当主しか知らなかったそう。

辺鄙な場所が幸いしたのか、
禁教の時代になってもしばらくは切支丹仕様の墓標や墓が作られていたそうで、
最初に発見されたキリシタン墓標も山の上に何気なく存在していたらしい。
茨木市立キリシタン遺物史料館では、
発見にまつわるエピソードなどがよくわかるDVDも観ることが出来る。
遺物を守って来られたお宅の一軒で、ご夫婦から興味深いお話も伺った。
地元の切支丹のことを伝えるためにと
奥様が作られた絵本「ザビエルさんのたから」はとても美しい。

ご近所にこんな歴史ミステリーがあったことは・・・。

秋の大そうじ会

  • 2018/10/13(土) 16:02:14

三年前から恒例となった若手シスターズによる「納骨堂そうじ」
時期は今頃。
死者の月(11月)の前、さらには秋の黙想会の前が望ましい。
・・・ということで、10月の初めになった。
季節的にも暑からず寒からず、
湿度も控えめでちょうどよい。

昨年からは「祈りの家」(黙想会などで使う建物。)のそうじが加わった。
ありがたいことに若手シスターが年々増えるので、
そうじの場所も増やさないと手が余る。(うれしい悲鳴)

今年は納骨堂四人と台所四人に分かれて大掃除。
納骨堂は棚も一つ一つ拭き掃除をし、
台所は足元のマットも洗って干し、
気持良い達成感を味わった。

台所そうじ

納骨堂そうじ